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HAL日記


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2005年11月30日(WED) ブッシュ憎んでテロを憎めず
 そばパーティーを間近に控えているので、最後の追い込みとばかりに練習して場末の飲み屋に持って行ったら、そばを食べたお客さんがビールを奢ってくれました。
 そしてあんまりお客さんにそばを食わすと店の肴が売れなくなるので、マスターは残り半分を行きつけのスナックに持って行きました。
 何を申し上げたいか、つまり僕のそば打ちの腕もそこそこ食えるものが打てるようになった、と言いたいのです。

 そんなことやってたら場末にまたまた悪い人が来て、このところ良く行く炉端風の店に引っ張っていかれました。
 その店には19歳のカワイイ女の子が働いているのですが、「お姉ちゃん、キャバクラにでも勤めたほうがよっぽど儲かるやろうに、なんでこんなとこで働くの?」と言われるくらいそちら系で、確かに場違いな印象を受けるのですが、本人はそういったお水っぽい職業が嫌いなのだそうです。
 でも街を歩いたらナンパのお声がかかるらしいですから、世の中の男は女の子を見る目が無いというか、人は見かけによらんなと思う僕もまた、女の子を見る目が無いということでしょうね。

 女の子といえば、僕のバイオリンのレッスンが終わったら小学2年生の女の子が待ち構えていて、毎回手を変え品を変え挨拶してくれるのですが、「かわい〜!」なんて言いでもしたら、照れてしまってお母さんの影に隠れてしまうシャイな子です。
 あんな可愛い子が絞め殺されてダンボール箱に入れられたら、親は自分の手で犯人を絞め殺したくなって当たり前です。
 被害の当事者でなくても、「罪を憎んで人を憎まず」という言葉が、なんて無慈悲で空虚に響くことか、と思わないではいられません。

 アメリカ議会では、「そろそろイラクから軍を撤退させたらどうか」といった議論がされているようですが、軍需産業を儲けさせるための戦争ならそう簡単に撤退するわけにもいかないのでしょう。それにイラクが反米政権に支配されるようになったら何のウマミもなくなりますから、このままズルズルと居座り続けるしか手は無さそうです。
「戦争は始めるより終わらせる方がはるかに難しい」と言ったのが誰かは知りませんが、財閥のブッシュさんにはそんな難しい仕事は向いてないのじゃないでしょうか。

「民主主義を世界に広めるためイラクを独裁者の手から開放する」と標榜して始めた戦争で、自国民ばかりかよその国の人民まで戦死させているどこが「民主」だ、「民犠牲主義」だろうって思うし、「国を守るのための名誉の戦死」と美辞麗句を並べるのも加減にしてもらいたいです。なので、反戦デモするより直接ブッシュさんを絞め殺したい遺族も大勢いるんじゃないかと思っています。

「ブッシュ憎んでテロを憎めず」
 僕の反戦スローガンです。

 

2005年11月29日(TUE) パソコンの賞味期限が切れる前に
 今を去ること5年前、自作パソコンのパーツを探して電気屋街、日本橋の裏界隈をぶらぶらしていたら、関東系の大型パソコンショップが初めて大阪に進出したところに出くわしました。オープン初日とあってか店員さんはとても親切でしたし、大手パーツメーカーのブランド、「玄人志向」の仕掛け人さんたちまで応援に来られていたのです。
 玄人さんにすっかり手玉に取られた素人志向の僕は、気が付いたらその店でほとんど全てのパーツを買い揃えてしまいました。圧巻は日本で発売されたばかりのグラフィックボード5万円ですが、これは翌週には3万円程に値が下がっていたのを知って愕然としました。
 
 とにもかくにも総額25万円超の高級パソコンが出来上がったのですが、当時はその能力を生かし切れるスキルも無かった僕でした。それが今となっては非力さにイライラさせられるばかりでなく、ギ〜ギ〜ガリガリと異音まで発するようになってしまったので、動かしながらスプレーオイルを吹き付けるという暴挙にでました。
 こんな荒療治に身を委ねるようでは末期だなと、主治医の僕としてはホスピスを勧めたく思ってきたのですが、今日ついにさじを投げました。

 WEB上のパソコンショップで綿密にスペックを検討し、オプションやアップグレードを指定して48000で円で発注のシミュレーションをしたのですが、とりあえずそのショップの支店を訪れてみたら、WEB上のパソコンより安いものが店頭に並んでいるではありませんか。
「薄型デスクトップパソコン、OS無し、メモリー追加して37980円」これで5年前の最速高級御パソコンをはるかに凌駕するのですから驚きですし、当時のグラフィックボード1枚より安いのですからうれしい限りです。

 パソコンは用意できたのですが、中身は何一つありません。日本橋の電気屋街を歩いてパチもんのソフトを入手したくはあっても、この先何らかの形で著作権の主張をしようと目論む僕としては潔しと出来ないところです。
 OSはWin2000とXPをデュアルにブートし、とりあえず5年前にパソコンを作る動機となったフライトシミュレーターをインストールするのですが、最新のマイクロソフト・オフィスが2万円、ウィルスソフトが6千円、テレビチューナーを付けたら……、なんとパソコン本体より高くなじゃないですか。結局ソフト入りのメーカー製を買った方が安上がりなのかねえ、このままじゃ、使い切れるようになったころには賞味期限切れのパソコンになってしまいそうです。

 

2005年11月27日(SUN) 今年の忘年会こそは、脱警察沙汰でよろしく
 デジタル・キッチン天秤898円、これは安い! というのでホームセンターに走りました。料理に使うのではなく、そば打ち専用として買うのですが、なんといっても薄型で風袋引きできるのがうれしいです。
 これをもってそば道具はおおむね揃ったといってかまわないでしょうから、いつでもそば打ちの出前をしてやるぞと待ち構えているのですが、今のところ場末の忘年会のおまけで打つくらいしかオファーが来ておりません。

 場末の忘年会なんてたかが知れてまして、元魚屋さんがフグを仕入れてきて刺身包丁でさばき、軍鶏(シャモ)を飼っている元ヤクザがドスでもってさばいたら、元バッタ屋(ディスカウントストアー)のマスターが闇鍋を用意するといった玄人なのか素人なのか良く分らない奇怪な料理のオンパレードといった趣を呈しますので、日頃ひもじい思いをしている労働者がここぞとばかりに飲み放題して暴れる醜悪なお祭りに過ぎないのです。
 そんなですから女っ気なんてあるわけも無く、昨年のように女モドキっ気がせいぜいといった有様で飲んだ日にゃ、勢いカラオケスナックにでも繰り出さないことには納まりがが付きませんから、結局マスターが儲けを吐き出してしまうのです。

「儲からん忘年会やなぁ〜!」
 毎年マスターがこぼしますと
「店が儲けてどないすんねんな、1年に1回くらい客に還元せんかい!」
 などと声を張り上げる客に限って日頃の飲み代を付けていたりしますから、馬鹿馬鹿しくてマスターもやってられないのです。
 それが理由かどうかは定かでないのですが、新年会がまともに執り行なわれたタメシは無く、先ず持って啓蟄までは店が開店しなくなるのです。嘘みたいに聞こえるかもしれませんが、この20年の歴史が如実に証明している本当の話です。

「ふくたにの、あらかはわたる、にしのうま」
 毎年このイニシャルの連中の内の誰かが警察沙汰になりますので、今年こそは平穏で楽しい忘年会でありますようにと願ってはおりますが、そんなもんでは済まないでしょうねっていうか、そんなのちっとも楽しくないですから今年も皆さんジャンジャン暴れてね!

 

2005年11月26日(SAT) もしもヤクザ顔のピアニストだったら
 NETオークションで買ったバイオリンの調子が少し気になるので、工房へ持ち込んで相談することにしました。本当を言うと、ペグという弦を巻き取るパーツを別の材質のものに交換したかったんですが、職人さんは茶色のクレヨンを塗っただけで済ませました。なんとか交換してくれるように仕向けてはみたものの、「これで大丈夫だと思いますよ」と言って、商売っ気の無さはまるでサラリーマン並ですが、目先の得に走るよりは正直というもんでしょう。こんな調整で代金は受け取らないでしょうから、仕方なく弦を1セット買いました。

 最近は少子化でバイオリンの需要も少なくなってきているのだそうですが、それに反比例して楽器の方は供給過剰なのだそうです。ヤ○ハのバイオリンなんて半額でも売れないと嘆く声も聞かれる程ですから、ブランドの力もバイオリンに関しては限界が見えてきました。
 こんな右肩下がりの業界に追い討ちをかけているのは、決して外国製の安い楽器ばかりでなく、アメリカなんかから直輸入したら同じ量産品が半額以下で買えてしまう、という日本だけの奇妙な流通システムなのかも知れません。

 ピアノやバイオリン人口が減ってきていると感じるのは、10年前までは必ずあったNHKの教育テレビの番組「ピアノ、バイオリンのおけいこ」が無くなってしまったのを一つとっても分ります。ピアノ教師の供給過剰も番組が必要無くなった理由の一つかもしれませんが、ピアノを重要なお稽古事と考える風潮が無くなったからだと思います。
 大事なのは英語、パソコン、いやそんなまだるっこしいっことよりも、株式投資! そう、子どもに受けさせるべき教育は今や金儲けの技術なのです。“成金ゲーム”略してナリゲーなんて呼ぶかどうか知りませんが、ホリエモンや楽天、村上ファンドをモデルにしたゲームが人気を博しているのをみてもそれは実感できます。

「うちの子は競輪選手に育てるねん。早よ稼ぐようになるぞぅ、せやけど根性ないねん」
 知人が息子に託した夢がその後どうなったかは知らないのですが、アニマル浜口並の根性がお父さんの側に無ければちょっと難しいかもしれませんね。その点ではボクシングの亀田兄弟のオヤジさんやK1の武蔵のオヤジさんなんかは根性が入ってます。親ばかといえば親ばかなんでしょうが、子どもが親の夢を実現してくれることに何の疑いも持っていないのですからすごいです。

 掲示板に紹介した美貌のチェンバリスト、中田聖子さんのリサイタルにも行ってきました。K1ファイターや野球選手が体格に秀でていれば有利なように、ヤクザなら迫力ある風貌でドスを利かせるように、女性演奏家は美貌に恵まれるのも才能の一つだろうと確信していますが、それは女性のみならず男性にもいえることで、ショパンの方が優れたピアニストだと多くの人が思ってはいても、当時圧倒的な人気を誇ったのはハンサムなリストの方だったのです。

 ヤクザ然としたコワモテ顔の知人と、優しそうな美貌の看護婦さんが意気投合していたのをはた目に、こんな取り留めも無いことを考えながら朝まで飲んでしまいました。

 

2005年11月25日(FRI) 酔っ払いにお灸をすえてやりました
「この前は飲み過ぎてな、どうやって帰ったんか思い出されへんねん」
 場末の飲み屋でお客さんが頭を抱えている姿は珍しくもないですが、マスターの、「Kさんが送ってくれたんやがな」という言葉聞いては僕も黙っているわけにはいきません。
「え、Kさんに送ってもらったぁ? あんた、えらい事してもたなぁ。あの人は凶状持ちやで」
「なに、キョウジョウ餅って? 意味分らんけど」
「お尋ね者のことやがな」
「それって、指名手配のこと?」
「そうやがな、ヤクザに貸しは作っても借りを作ったりしたらアカンがな」
「ヤクザぁ! マジあの人ヤクザかいな?」
 さんざん脅して楽しんで飲んでますが、もちろん嘘に決まってます。少しばかり深酒をたしなめてあげたかっただけ、とはいってもKさんが元ヤクザであることは間違いありません。

「高校生のときっちゃ、オヤジが競走馬を買ぅて来ての、オレがその世話しとったちゃ」
 最近NHKの朝ドラで湯布院が舞台になってますが、僕と長い付き合いのKさんはそちらの出身なので、主人公の喋る言葉を聞いてもちーとも違和感を感じない僕ですっちゃ。
「卒業してからの、組に入ったら親から下まで皆シャブ漬けやったちゃ!」
 さすがに元ヤクザだけあって波乱万丈の話が展開されるのですが、この話が面白いのなんの。で、先日も気が付いたら二人で6時間も飲み続けてしまったのです。

「ヤクザかぁ、まずかったなぁ、どないしよ」
 今度は別のことで頭を抱えて始めたお客さんが気の毒になったので慰めることにしました。
「そんなに心配せんでも、あの人は『抜け人』やし、常識のあるヤクザやしぃ。それに馬で勝っとるから、ちーとの間は何も言うて来んと思うよ」
「ほなやっぱり何か言うて来るんやないか、あかんがなぁ」
 ほんとを言うと、Kさんとお客さんは家が近所なので少しだけ回り道しただけですからどうって事ないのですが、これくらいお灸をすえて置いたほうが彼のためでしょう。

  

2005年11月24日(THU) ズラをぬいで謝れ……
 もう今年は絶対にだまされないぞと、毎年この季節になると誓いを立てるのですが、やっぱりというか案の定というか、結局また今年もだまされてボージョレー・ヌーボーを買ってしまいました。
 スーパーのおばちゃんがせっせと勧めてくれるにもかかわらず、今年のは不味いからと断ってきたのですが、とうとう根負けをしてしまった我ながらの優柔不断さにあきれ返りながら、でもこのワインを、もしも2000年前の最後の晩餐でイエス・キリストが飲んだなら、その美味しさに十字架にかかる前に昇天したかもしれない、などとパンを浸しながらやせ我慢して飲んでいるのです。

 ワインが世界中で飲まれているのは、日本酒のように複雑な発酵技術を必要としないし、味がさっぱりしていて、白ワイン赤ワイン、スパークリングワインとかブランデーとかバリエーションが豊富で、なおかつ高値をつけて珍重する好事家を当て込んで生産できるウマミみたいなものがあるからなのでしょうか。
 それはさておき、僕が今飲んでいる赤ワインは日本の大手洋酒メーカーS社の輸入したものですが、普段飲んでいる680円のものとどう異なるのかちっとも分りません。

 狂牛病問題でアメリカからの輸入がストップしているはずの牛肉ですが、スーパーで牛肉が高騰して生活を圧迫しているなんて苦情はあんまり聞きません。いえそれどころかむしろ安くなっているんじゃないかとさえ感じてしまうのはどうしたことでしょう。
 分らないのはボージョレー・ヌーボーがむやみに高いことではなく、味に新酒の趣が感じられないところなんですが、まあそれは僕の舌に問題があることは明白として、それでもやっぱり変に不味いと思うんです。こうなってくると、フランスでワインが出来すぎて捨てている話との関連を疑う下衆な僕ですみません。

 しつこいようですが、もしこれがガソリンだったならエンジンは、混ぜ物をされている、とすぐに不調を訴えるんでしょうが、人間は他人ばかりでなく自分をもだませる優れものでもあるので、ワインメーカーや輸入者は真相を明かしてもっと値を下げてほしいと思うんです。
 そうなんです、不味くてかまわないんです。ですが、不味いと断ってから安くしてほしいと言いたいんですね。
 つまりマンションの耐震性が低くてもかまわないんですよ。僕の田舎の家なんか震度5なんて到底耐えられないのを分っていながら住んでいるように、あらかじめ教えて安くしてくれたら、姉歯さん設計のマンションにだって倒壊を覚悟して住みますって。

 要は、正直にものを言ってほしいということなんです。姉歯さんが書類を偽造して、マンションの住人をだましていたことにはもちろん逆上しましたが、ことのいきさつが明らかにされつつある今となっては彼にだけ責任を取らせたいとは思っていません。そんなことより、「彼はきっとズラだよ」と疑う人に真相を明かしてほしい、と僕は思うのです。
 Honesty pays long run.あるいは、Honesty is the best policy.(正直は結局ひきあう。正直が最善策だ)
 洋の東西を問わない教訓でございます。

 

2005年11月23日(WED) お師匠様への道は険しいぞ!
 今ひとつ体調が回復してないのですが、18日のそば打ち体験の後、もうすでに3回目のそば打ちにチャレンジしました。
 1回に500g打ちますと水が225gほど入るので、ロスが発生してもおよそ700g近い重さのそばが打ちあがることになります。ということは1人前が100gとしたら7人前のそばが出来上がるので、いくらそばが好きといっても1人では到底食べきれません。そこで人に押し売りすることになるのですが、まさかお代をいただけるほど美味しいそばであろうはずもありません。
 つまるところ、そば打ちの達人を目指すということは、周囲の方がたの生暖かい激励が無くしては達成し得ない、大変に困難な道のりを歩むということなのです。

 そば打ち道具にかかった金額を細かく表にでもしたなら、このページも幾分かは世間様の役に立つのでしょうが、悲しいかな僕はそんなマメな性格ではありません。
 今となってはレシートも捨ててしまっているので正確なことはわかりませんが、45cmΦのステンレスボウルの3000円が最も高価だったと思います。しかしこれとてホームセンターによっては2000円だったりしますので、そば打ち入門セットの13000円とか19800円の物を買ったほうが安くついたかもしれません。
 忘れてならないのは、そば切り包丁を只で頂いたことですが、これは本当に只であっても返礼としてのそばパーティを開催するプレッシャーが常にのしかかっているのですから、むしろ自力で買ったほうが気楽に打てたろうにと思っております。

 そばのことばかり考えていたのでバイオリンを触りもしなかったので、前回のバイオリンレッスンから1週間ぶりにバイオリンを触ってみたら、このところの湿度の関係なのか分りませんが、変に大きな音が出るようになってました。にもかかわらず練習曲に進歩がないので教室を休みたかったのですが、フルートを1年ぶりに取り出してレッスンに行きました。
「おや、、バイオリンはどうしたんですか? え、間違えてフルートを持ってきたんですか?」
 いくらなんでもバイオリンとフルートを間違えて持ってくるはずもないのですから、こんな質問をするお師匠ちゃまの方がどうかしてるんじゃないかと思いますね。
 そんなわけで彼女に無理やりピアノ伴奏をさせたら、なんとへたっぴーなこと! 仕方ないのでバイオリンとフルートのデュエットで遊んでやりました。
 一人前のお師匠様への道のりはまだまだ遠いようですから、まだしばらくは生暖かい激励を続けるとしますか。

 

2005年11月21日(MON) 僕の立場はパソコンソフトに取って代わられました
 10年前にウィンドウズ95が発売されたのを受けて、年賀状を書くためにノートパソコンを買ったまでは良かったのですが、プリンターを買うお金が無くなってしまったのは痛恨の極みでした。
 そのノートパソコンは車に引かれてディスプレイが破損する悲運な運命をたどり、やがて兄の手によって廃棄されたのですが、そのパソコンと良く似たパソコンが場末の飲み屋にやってきました。
 誰かがゴミ捨て場から拾ってきたものの、ディスプレーの一部が欠けている上に電源アダプターが無いので使えないということでした。何とかならないかとマスターに頼まれて僕が持ち帰ってみると、ディスプレイの不具合も実用上は問題は無さそうです。それと、驚いたことに前の所有者らしい女性名が見えるのです。
 
 いけないこととは思いつつも、ドキドキしながらマイドキュメントなんかを開いてみたりしたのですが何にも入ってないのでした。もちろんゴミ箱からも消し去ったファイルを戻してくるなんて造作もない事ですが、なんだか退屈してやめてしまいました。
 そんなことより不安定になっているウィンドウズ95を修復するか、それとも他のOSをインストールするかです。試しにWin2000を放り込んでみたらのろのろ動き出しましたが、とても使えそうにありませんでした。

 WEBだけでも閲覧出来るようにしようと思ってウィルスソルトを入れたら、ほぼ完璧に動作がストップしてしまって、これも断念せざるを得ません。使えないパソコンをどうしたものかと気にはしつつも放ったらかしになっていたところへ、「将棋やろうよ」とお誘いがありました。
 このところ将棋への興味を失っているのでいささか有難迷惑ではありますが、それなら例のノートパソコンに将棋ソフトを入れて僕の変わりに相手をさせたらどうかと思いつきました。
 動きが遅い訳はWin2000が大きすぎるからなんですが、Win98に後退するのも気がすすまないので、パーテイションを削除し、2000を再インストールしてチューニングしたらなんとか動くようになりました。

「ささ、将棋やろ、将棋!」
 場末の飲み屋にパソコンを持って行ってセッティングしたら、将棋馬鹿がやって来て僕に言いましたました。
「僕と将棋やる前にパソコンとやってや」
「アホな事言うなよ、将棋は人間同士で指すもんやんか。それにアナログ人間のオレにはパソコンなんか使われへんがな」
 頑としてパソコンの前に座ろうとしないばかりか、勝手に駒を並べて待ち構えているではありませんか。
「そう、分ったよ。そやけどこのパソコンの中にはエッチ画像が入ってるやけどなぁ」
 将棋馬鹿がパソコンを拒否するなんて当然こちらの読み筋ですから、ちゃんと次の一手は用意してあるのです。
「うそ!? どれどれ、そんなエーのがあんのやったらちょっと見せてや」
 ここまで来たなら、将棋で言えば詰んだも同然です。

「あー疲れたわぁ、まさかパソコンの初段に三連敗するとは思わんかった!」
 将棋ソフトの使い方を教えてあげたら、はじめのうちはマウス操作が難しそうでしたが、慣れたら一生懸命に指しているじゃないですか。
 すると将棋馬鹿っていうのは自分より少し強かったら相手が何でもかまわないということでしょうか。ということは僕の存在価値も無いわけですから、それはそれで寂しくはありますが、まあ皆さんが楽しく飲めるなら良いとしますか。

 

2005年11月20日(SUN) そばをばら撒いては嫌われてます
 場末の飲み屋で常連と呼ばれるようになると、指にさよならしている御仁と仲良くなったりするのですが、よもや指を失ったいきさつを訊ねられるはずもありません。ですがあちら様は僕のこんな心模様をお見通しであるのか、自ら指を落としたいきさつを話して下さることがあります。
「お前な、オレの指がなんで無いか訊かんのか? まさか下手うって指詰めた思てるんやないやろなぁ。ちゃうでぇ、機械に鋏まれたんやがな。ほやけど世間の奴等はな、保険金目当てでわざと詰めたんやろて言うネン。そんなんオレは言い返すでぇ、『仮にそうやったとせいや! せやったらお前等に指が詰められるんか? いっぺんやってみいや!』ってな」

 どの指にしても落とすなんてもったいなくて、というより怖くて僕なんかに出来るわけがないのですが、ひと頃外国から来た労働者が指を落として保険金もらって帰国するという話をよく聞いたもんです。
 彼らにしてみれば一攫千金を指一本で達成出来るのですから実に美味しい手口なんでしょうが、ピアノ弾きたいと思うようになったらきっと後悔するでしょうし、フルートならどの指が欠けても演奏は困難を極めるので、老婆心ながら絶対にやるなと言いたいです。

 自力でのそば打ちも2回目を迎え、結構やれるなと感じていたのですが、ついにやってしまいました。そばを切る段階になって、調子こいて危うく指を落としかけたのです。大きくて重いそば切り包丁ですから、少し当っただけなのにかなり深く切ったらしく血が吹き出ましたが、切れ味が素晴らしいので痛みはほとんど感じませんでした。
 
 血染めの変わりそばが打ちあがったので親戚に持って行って無理やり食べさせてみたのですが、意外なことにそばを茹でるのに便利な“すくいざる”なんて一般の家庭ではあまり用事が無いことを知りました。すくいざるなんて無ければ無いで味噌こしでも代用できるのでどうってことはありませんが、場末の飲み屋なんかに至っては生そばを茹でた経験が無いと言うのです。
 これではいくら頑張ってそばを打っても甲斐が無いと思いますが、良く考えたらそば代金は取らないのですから、マスターにとっては只でそばをもらってもあからさまな営業妨害みたいなもんです。そればかりでなく客に無理やり、「美味しいそばや!」なんて言わせるのも心苦しいので、そばの押し売りはこれっきりにしたいと思います。

 

2005年11月18日(FRI) そば打ち、始めましたが……
「オフ会の反省会を執り行いたい」などと、酒盗りTEL師とその弟子の奈美さんが口走るので病身に鞭打って出かけました。
 世の中には他人の時間を湯水のように浪費しようと狙う方や、他人の健康を蝕んでやろうと目論む方がたが大勢いらっしゃるので注意が必要なんですが、そういった連中に限って楽しいときてますから始末におえません。人間は孤独でいるくらいなら、悪魔と一緒の方が良いのでしょう。またもや日付変更線を踏み超えて飲んでしまったのです。

 反省会なんて名ばかりの酒席でありながら、TEL師が3分間も反省の弁を述べたのには意外なサプライズでした。
「水をはった鍋に蛙を放り込んでゆっくり沸かすとな、熱くて飛び出すタイミングが分らなくて、蛙は茹で上がってしまうんや。これを、『茹で蛙』の法則と呼んでおる」
 TEL師がどこかで聞いたようなメタファーまで持ち出して、現状に満足できないでいる自身に苛立ちを表現してくれるので、他人に流され続けている僕自身の戒めにもさせていただくのでした。
 しかし飲み始めて30分もすると、「え〜、蛙というのはね、水から茹でると鍋の外に飛び出さないからやりやすいらしいね。これが蛙を茹でる時のコツやね」などとやり始めます。
 いくら気に入っているといっても毎回初めて聞いいたふりをして相槌を打つこちらの身にもなってほしいもんでが、どうやら店の壁一面に貼り付けられているメニューの一つに、「食用かえる」とあるのを目にするたびに、口が勝手に動いているだけだと分ったのです。そして初心はもはや忘れ去られ、せっかくの金言は蛙料理のレシピへと変貌してしまっているのでした。

 実を申しますとTEL師と待ち合わせたのは反省会のためではなく、そば打ち教室の門を叩くためだったのです。その教室は、とある粉屋さんの2階にあって、泉北そば打ち普及会の方がたに教えていただくのですが、初めてそばを打つ素人は我々二人だけで、あとの方がたはリピーターでした。
 そば打ち初段の免状取得を目指して研鑽に励む人、そば教室というより家でそばを食べたくて打ちに来ている人等等。皆さん楽しくそばを打っておられました。
 本当を言うと、そば打ちの道に引っ張り込んでやろうとTEL師を教室に誘ったのですが、彼にはかなり強力なファイアーウォールがインストールされているとみえて、今回の計画は頓挫を余儀なくされました。
 こんなわけなので、よくよく考えてみると、どうやら他人の時間を食い物にしているのは僕の方かも知れないですね。

 

2005年11月16日(WED) 未来人よ、許せ!
 会う人毎に風邪を引いているようなので、こちらが治ったかと思えばまた誰かからうつされ、うつされたかと思ったらまた誰かにうつすといった風に、まるで仲間内で麻雀の貸し借りをしているみたいに詮無い状態が続いています。
 今日にしてもバイオリンのお師匠ちゃまに会うなり、のど飴を渡され、「これで私の風邪がうつるのを予防してください」とのたまうのです。
 のど飴ごときで風邪の予防が出来る、と確信しているような猛者の言うことは右から左に聞き流すとして、といあえず生徒にうつす前に病院に足を運んでほしいもんです。

 とは言っても病院に通い続けている僕の風邪が治らないどころか、輪をかけて悪化している現状をどう解釈してよいものやら。
「先生、風邪をひいたんです」
 だれでも医者に症状を訊かれたならこんな風に答えるでしょうが、ある老医師のおっしゃるには、「診断を下すのはワシじゃ、患者のする事ではない」とおっしゃいます。じゃ、いったいどう症状を説明したら良いのでしょう。「熱があってクシャミ鼻水、咳……」って言えばたいていは風邪でしょうが!
「インフルエンザは薬を使っても2週間は治らないことになっておる!」
 老先生によると、薬は症状の軽減にはなるが、治癒の決勝打とはなり得ないのだそうで、結局は人の自然治癒力に頼る他は無いのだそうです。

 考えてみれば、子供の頃に風邪をひいたら、たまご酒と富山の置き薬を飲まされ、「寝て汗をかいたら治る」と母に騙されて、本当にそれで治っていたように思います。ところが大人になるにしたがって直りが遅くなったように感じるのはどうしてでしょう。
 大人になれば抵抗力も増して風邪をひきにくくなるだけでなく治りも早くなるなら分るのですが、やはり薬に頼って治す癖が付くと病原菌の方に体力が付くのでしょうか。ウィルスにとってみれば大人になって薬に対する抵抗力が付いたようなもんでしょうね。

 さて今問題になっている鳥インフルエンザですが、あんなのいつ頃からあったんでしょうか。少なくとも僕の子供の頃には聞いたことが無かったのですが、人に感染するなんてことが無かったから問題にならなかったのでしょう。それが人に染るようになったのは、人間が野生の鳥と接するチャンスが増えたからに違いないのです。いえ、たとえ違っていても誰も否定することが出来ないし、そうではないと証明することも出来ないのです。
 アスベストと癌との因果関係がはっきりしないからと言うのや、タバコと癌の相関関係の説明を放棄するより、関係が無いことを証明するほうがずっと難しいのです。

 キタキツネに触れなければエキノコックス症にはならないように、渡り鳥に触れなければ鳥インフルエンザにもかからないでしょうが、カルガモの引越しを楽しんで眺めるほど野生と人の距離が縮まったのだから、野生動物の病気が人に染るのも納得できます。
 僕は人類が滅びるとしたら、自ら開発したダイオキシンとか電磁波とか原爆なんかのせいだろうと思っていたのですが、案外エイズや鳥インフルエンザみたいに、いかにも克服出来そうなミクロなものに蝕まれて絶えるのかも知れません。
 ですからとりあえずは薬に頼らないようにしようと思ってはいるのですがこれが難しい。未来人よ、ほんの僅かだけどあなた方の滅亡を早める僕でごめんなさい。

 

2005年11月14日(TUE) 祝杯を理由に断酒を一休み
 紀宮様のご結婚で世の中は祝賀ムードが横溢していますので、断酒している身ではあれどこんな日くらいは祝杯のひとつでも挙げねばと、ボルドー産の白ワインを江戸時代のギヤマンで飲んでいます、なんて真っ赤な嘘です。北海道は小樽産の白ワインをおまけで付いてきたグラスに注いで飲んでおります。

 昨日はゴルフだったのですが、前日も咳が止まらなかったのでアルコールは飲みませんでした。ゴルフの前日に酒を飲まなかったなんて何年ぶりというより、初めてのことではないかと思います。
 ゴルフ前夜は子供の遠足の前みたいにはしゃいで寝られないので、本来ならセーブすべきところを余計に飲むわけですし、コースを回り始めても途中の茶店でビールをお付き合いは欠かせません。
 昼ご飯にウィスキーのボトルを注文する人がいれば喜んでお裾分けに与りますし、「損長さん(茶店の直前のホールで最後にパッティングした人が茶店を奢る)」で勝ったなら、飲みすぎて気分が悪くても無理やりビールを飲んでしまったりします。こんな体たらくでスコアが良いわけがありません。

 しかし今回は飲まなかったと言うより飲めなかった程の体調ですから、かなり出来の悪いゴルフになるかと思いきや、目標の80台には届かなかったものの悪いスコアでもありませんでした。
 11月6日にはミズノクラシック女子プロゴルフが開催されたので穴ぼこだらけかと思っていたのですがとても良いコンディションでした。
 バンカーが多くグリーンが難しい以外はフェアウェーも広く、難コースと言うほどではないにしても距離があるので、女子ゴルファーには辛い筈なんですが、さすが連中はプロだな、と感心しながらプレーしたのでした。

 で、帰って来たら夕方6時過ぎだったのですが、そのまま倒れて眠り込んで気が付いたら朝になっていました。

 

2005年11月13日(SUN) 三歳児を実験台に上らせます
 体調不良の上に月曜日のゴルフは雨だぞと言われて、モチベーションが奈落の底にまで下がっていたのですが、今朝の天気予報では晴れのち曇りと出て、ひょっとしたらセーターも不要かもしれない、と浮かれております。
 今回のゴルフ場は都合の良いことに親戚に行くまでの通り道にあるので、三歳児の甥に童話を何冊かプレゼントしに行こうと思っていましたら、童話の親方様がデビュー作、「モモイロハートそのこリュウ」を下さいました。

 自分の師匠の作品も読んでいない不肖の弟子である僕は、この作品を読み始めてすぐにひっくり返るほど驚きました。まるで師匠の作品の一部を丸写ししたみたいに良く似た表現が出てくる作品を僕自身が書いているのです。
 ま、まさかこの本を下さったのは手の込んだお叱りでは、なんて考えるのはうがち過ぎというものでしょうが、いや本当に驚きました。
 
 せっかく頂いた親方様の童話ですが、三歳の甥にはまだ読めそうもありません。なので僕が書いた童話を少しだけリメイクして持って行ってやることにしました。公募に落選した作品なので権威を欠いていることもはなはだしいのですが、こどもがどんな反応をするのか興味があります。
 実はこの作品はこどもを念頭に置いて書いたというより、公募の下読みをする方がたに迎合したものなので、そのあたりがバレバレになって落選の憂き目に遭ったのでは、と思ってます。言うなれば甥を被験者に仕立て上げようともくろんでいるのです。

 

2005年11月12日(SAT) 魔物に作られた少年?
「♪タッタラッタタッタターミッキマウス」
 バイオリン教室の僕の次の生徒は小学2年生の女の子で、美人のお母さんに良く似ていて可愛らしい上に愛想が良く、「どんな曲を習っているの?」と聞いたら歌ってくれたのですが、この歌を聴いた僕は少し意外に思いました。というのも、ミッキーマウスは今月の18日に喜寿を迎える(スクリーンデビューしてから)お爺ちゃんなのですから、いくら世界一有名なアニメキャラとはいっても「ドラエモンやしまじろうやハム太郎」をしのぐ程とも思えないからです。

「♪大人じゃない、オトメです。恋するのが仕事です」
 アニメ「おねがいマイメロディ」のテーマソングです。誤解の無いように申し上げておかねばなりませんが、決してこのアニメを毎回鑑賞しているのではありません。いえ、童話を書くならこういったものが参考になるとは思うのですが、やはりちょっとそのぅ、まぁ、いつかビデオでも借りてカッタルさに悶絶し、蕁麻疹を掻きつつ観たいとは思っているのですが。

「ラブストーリー書くのは難しい。なぜなら僕は恋の経験値が低いからだ」
 自分の日記で恋物語が書けなかった言い逃れをしたら、童話教室の親方様からお叱りを頂きました。
「恋をしたことがないからラブストーリーを書けないというなら、サスペンスやホラーを書く前に人の2、3人は殺しておかねばならないことになる」
 本当はすぐさま、「お言葉ですが……」と言い返したいところではあっても、あの迫力でまくし立てられたら引き下がるよりありません。なので自分の日記でこそこそと親方様に盾突いてみたいと考えました。
 
 僕はホラーもサスペンスもバイオレンスもほとんど読みません。ハードボイルドとか古典の探偵ものなら少しだけ読んだ程度です。なんでかというと決して怖がりだからではなく、読んでいるうちに嘘っぽい部分が気になって物語りに集中出来なくなることが多いからです。
 人を殺す犯人の心理描写がいくら上手に書かれてあっても、読者は人を殺した経験が無いのですから感情移入出来ないし、嘘を書いていてもばれることは無いわけです。
 そこへいくと恋物語はどうでしょう。物にでもペットにでも、あるいは母親や父親にでも恋心を抱かなかった人がいるでしょうか。ですから僕みたいなエキセントリックな人間が書いた恋物語なんて、まずもってメジャーたり得ないに違いないのです。

 アメリカでの話しですが、聾唖の夫婦に子供が生まれたらやはり子供の耳が聞こえないことが判明したとします。ですが医学は進歩して、幼い頃に人工内耳(鼓膜? 良く分かりません)を付ける手術を施せば聞こえるようになるらしいのですが、これを悩む親は少なくないと聞きます。「聾唖の世界には手話をはじめとして聾唖の文化がある」というのがその理由なのだそうです。
(サイレントな世界に喜びを見出すことの出来る人類って実に素晴らしいですね。なのに耳の聞こえないペットを安楽死させる人間にもまた驚きます)
 こういった人たちの感情や心理描写を健常者が書こうと思えば自分がそうなるか、余程身近にそうした人たちと付き合いがなければ、やはり嘘っぽくなってしまってしまうでしょう。

 それでは本物はどうなんでしょうか。フランスで恋人を殺し、その肉を食べた佐川さんの「霧の中」という小説を読み始めたことがあるのですが、途中でなんとはなしに拒絶反応が出て読めなくなりました。また、SM小説を書いてその筋の月刊誌に連載していた知人によると、「本物のSMマニアが書いた小説はドロドロしていて読めないものが多い」のだそうです。

 生きていれば無尽蔵の恋が約束されていたであろうに、15歳でよこしまな恋の犠牲になって命を落とすなんて、どう考えても神も仏も無いもんだと実感せざるを得ないものです。
 殺された女の子の無念は量りようもありませんし、殺した少年の胸中もまた理解しがたいものに違いないのですが、少年の精神の闇の部分を解明していかなくては、次々と発生する猟奇的な事件は後を絶つことは出来そうにありません。にもかかわらず我々読者はこの先もドロドロして醜悪で悲しい核心よりも、面白い虚構のほうを受け入れるのでしょうか。恋は魔法でもあり、魔物でもあるのなら。

 

2005年11月11日(FRI) 「生しょうが」と「ボラギノール」どちらが痔に効く?
 最後にアルコールを摂取したのが6日でしたから、今月に入ってから延べ1週間も断酒しています。しかしその代りと言ってはなんですが、ドラッグをやり続けていますので体の調子は必ずしも良いとは言えません。
 田中裕子さんにもらったウィルスのやつが喉から鼻に移動したかと思うと、今は気管支に住家を移したらしいのですが、なかなか居心地が良いとみえてリン酸コデインを処方してもボ〜ッとなっただけで咳は止まりませんでした。
 ならば、これでどうだ! と「神秘湯(しんぴとう)」を手に取りました。なんでこんな漢方薬が冷蔵庫に入っているのかはこの際ですから目をつぶることにして、なんといっても名前が魅力的じゃありませんか。

 昨夜はハルシオンの力を借りずとも、親方様の前でバイオリンを弾いた疲れからでしょうか、寝つきは悪くありませんでした。ところが真夜中になって、おなかに違和感を覚えて目が覚めたのです。
 トイレに座り続けることおよそ20分。出ないよりは出たほうが良いに決まっているとはいっても、時と場合と程度もんです。
 さて原因ですが、真っ先に僕が疑ったのはご想像の通り「神秘湯」でした。ゴミ箱から空き袋を取り出して見ると、使用期限2000.4。既に5年も前に賞味期限を迎えているのですから、きっと神秘の力にも限界が来ていたのでしょう。

 今朝もなんだかまだおなかの調子は優れません。しばしトイレにて瞑想をしておりましたら、ついに痔になりました。ですがこんなこともあろうかと、冷蔵庫には「ボラギノールA」も在庫しているのですから安心です。
 世間の人はどうするのか知りませんが、黄色いチューブから軟膏を搾り出し、ティッシュを巻き付けた人差し指に約5ミリほど乗せてみました。さわやかな香りがしてきたのでチューブを良く見ると、ハウスの「生しょうが」でした。しかもこれまた賞味期限切れじゃないですか!
 
 「ボラギノールA」の代わりに「生しょうが」を肛門に塗布するとどうなるのか? という未知の知識を探求する誘惑にも抗うことは出来たのですが、「ボラA」のやつもやっぱり期限切れで、そのせいかさっぱり効果を実感できないのです。
 どのみち期限切れで効かないなら、「生しょうが」を塗ってみるべきだったか? と気が付いたのは夕方になってからのことでした。

 今しがた挑発的な文言と共にゴルフのお誘いメールを頂きました。ゴルフと咳の相性が良くないのは素人でも分ることですが、実はゴルフと痔も思いのほか相性が良くありません。このままでは同伴競技者に迷惑をかけることは必至、いえ搾り取られることは目に見えてます。だから咳2ポイント、痔2ポイントで計4ポイントのハンディを申し込みたいと思っております。

 

2005年11月10日(THU) 苦手は克服しようと思うな、好きになれ!
 なんとか緑茶嫌いを克服しようと思って、伊藤園のお茶を無理して飲んでいる僕を見た人が言いました。
「例えば、和田アキ子とか上沼恵美子とかが嫌いだったとして、好きになろうとして毎日あの人たちの出てる番組を観てたら自然と好きになれると思うか? そら無理な話だろう、だってさんざん観てきて嫌いになったんだから。ま、克服は出来るかも知れんけど好きにはなれんと思うよ」
 妙に説得力のある意見ですが、僕の場合お茶が嫌いというより飲んだら頭が痛くなって、あんまり濃いと気持ちが悪くなってくるのです。緑茶よりも紅茶が駄目で、サントリーの烏龍茶にいたっては1本飲み切るのには相当なリスクを覚悟しなくてはなりません。
 ましてジャスミンティーなんてとんでもない話ですが、今日の童話教室で頂いたお茶はとても美味しいものでしたので、太鼓饅頭を頬張りながらお替りなんかしてしまいました。

「このお茶、なんて言うかジャスミンティーのようでもあり、緑茶のようでもあり、烏龍茶みたいでもあってとても美味しいですね」
 ティーバッグをたらしたポットからお茶を注ぎながら、いれて下さった奥様にお礼を言いました。
「失敗した〜、失敗したのよ」
 何をおっしゃっているのかと思えば、3種類のお茶があったのに、全部同じものと勘違いして一緒くたにいれたのだそうです。どうりで時とともにお茶の色が変化するなとは思いましたが、僕には拒絶反応が起きなかったのですから怪我の功名とはなんとありがたいものでしょう。
 ということは、和田アキ子も上沼恵美子も、顔を見なければ全然大丈夫なんじゃないでしょうか。体質に合わないお茶でも好きになれるんですから、生理的に受け付けない芸能人だって好きになれる可能性は大です。

 苦手と言えば人前で楽器を演奏するのも実は大の苦手で、いずれは克服出来ると信じて、恥を忍んでは他人の迷惑も顧みずでしゃばったりしておりましても、本当はかなりストレスを感じているのです。
「HALさん、教室でバイオリンを演奏して皆さんに聴かせてはもらえませんか、ゲホッ。老い先短い私のためにも、ぷるぷる、(キーボードを打つ手が震えている効果音らしい)どうか願いを叶えて下さい」
 童話教室の親方様からこんなメールを頂いたので、例によって苦手克服のために承諾することにしました。
「私なんかでよろしいのでしたら喜んで演奏させていただきますので、冥土の土産になさってくだされば幸いに思います」
 と返事を書きかけて気が付きました。
 ちょっと待てよ、前回の講座の折に、お婆ちゃんが登場する話を書いたら、「あなたッ! まさかこの私を“お婆ちゃん”だなんて思ってやしないでしょうねッ、△△××」と、恫喝を抱き合わせたご指導を頂いたんじゃなかったか? その舌の根も乾き切ってなかろうに、明日にでも逝ってしまいそうな物言いをなさって、なんて変わり身の早い親方様だこと!

 そんなわけで教室がはねてから下手なバイオリンで皆さんの耳をかきむしったのですが、なんだか少しだけ苦手意識が吹っ切れたような気がしました。
 まるで間違って煎れたお茶のように、気が付かないうちに嫌いな芸能人のテレビに見入っているように、長くやってりゃ苦手も克服を通り越して好きになれる日が必ず来る、と信じられる刹那でした。

 

2005年11月9日(WED) 言うことを聞かない師匠の扱い方を教えて!
「お師匠ちゃま、明日はバッハのマタイ受難曲から「ペテロの否認」をレッスンしますので楽譜を忘れないようにね」
 バイオリンのお師匠ちゃまにメールしたのは、前回コロリと楽譜を忘れてこられ往生したからです。今回はちゃんと念を押しておきましたら、楽譜はもちろん録音用のMD機器まで持って来られていました。ショパンのノクターンを僕の伴奏で録音する約束を思い出したようですが、彼女があんまり逃げ隠れするものですから、こちらのモチベーションがすっかり低下してしまっておりました。
「あらま、お師匠ちゃま、ついにノクターンをやる気になったんですね?」
「私の先生も以前からこの曲を推薦してくれてたんですが、当時の私はショパンのピアノの曲なんて見向きもしなかったんです」
「そりゃそうでしょう、これは大人の曲ですからお師匠ちゃまにはまだ少し早いかもね」
「私、十分大人のつもりなんですけど……」

 と、ここまで書いて睡魔が襲って来ました。断酒から来る不眠に苦しんだ末に、睡眠導入剤のハルシオンを半錠だけ処方したら滅法効果があったようで、意識が朦朧としてきたのです。まぶたが重たくてこれ以上書き続けることは叶いません。ではまた明日。

 こどもにバイオリンを教わっていると思うと腹の立つことも多いので、おとな、ということで一応手打ちをしておきますが、いくら専門的に音楽の勉強をしてきたといっても、今日までに聴いて来た音楽の絶対量ではまだまだ子供の域を抜け出た年齢ではないのです。
 言葉を変えれば、専門的であるからこその偏り、とでも申しましょうか、つまりアカデミックなバイオリン曲にしか接して来なかった温室栽培の、もやし、なわけです。というよりも、女子高から女子大の音楽科を経ていきなり僕のようなおじさんにレッスンを付けてるのですから、そりゃまあ大変だわ! なのでレッスンが始まった当初は、生徒に主導権を取られまい、と頑張っていたお師匠ちゃまですが、慣れてきたこの頃は彼女自身がやりたい曲の楽譜ばかりを勝手に持って来られるようになりました。

「ドイツに留学中のバッハマニアの友達から電話があって、『ペテロの否認』を1時間にわたって解説してくれました。曰く、『オルガンのパートにこそバッハの言わんとすることが凝縮されているんです』ですって。だから今日は私がオルガンのパートを演奏します」
 なるほど! オーケストラなら弦のピッチカートで涙がこぼれるような音形が静々と続く重要なパートなんですが、「ここを弾かずになんとするか!」というほどかなあ。と素人は驚くのですが、でお師匠ちゃま、なんでそこをピアノで弾かないの?
「何をするにもバイオリンの方が楽なんですぅ」
 僕なんかだと、ヘ音記号を見てバイオリンを弾くのは、いっぺんト音記号に変換する作業が必要な気がするのでピアノの左手をストレートに動かす方が楽なように思うのですが、いかがなものでしょう。
 それにしても、こんな風にさっぱり言うことを聞かないお師匠ちゃまを、この先どう扱って良いものやら。

 

2005年11月8日(TUE) 瀬川さん、生贄からの生還おめでとう
「一年近くにわたって将棋界を揺るがせて来た『瀬川問題』が決着した」と書けば、なんだか瀬川さんが犯人みたいに思われるかもしれませんが、決して事件を引き起こしたわけではありません。それどころか、「アマチュアがプロ棋士になる門戸を開いてほしい」と、旧態然とした日本将棋連盟に一石を投じた、いわば先駆者なのです。
 過去に故花村九段の例はありますが、「今まで涙をのんで奨励会を退会させられた者はどうなるのだ」といった反対も多くありました。確かにそれは正論ではあるのですが、プロ棋士が試験官となって対局して、瀬川さんは堂々3勝2敗の成績で晴れてプロ棋士になることが出来たのだから、僕は諸手をあげて祝福したいです。

 前回の童話教室の講座で親方様が、「伝えたいメッセージをそのままの形で書いても伝わらない」という話をされたのですが、親方様の代表作の一つ「盲導犬不合格物語」にはストレートに書いてるじゃないか、と思っていたらどこにも露骨な表現はありませんでした。
「盲導犬になれなかったからといって、駄目な犬では決してないように、人にもそれぞれに合った生き方があるのです」というメッセージが子供たちを励ますように繰り返し伝わってくるのですが、「それを書いてあったら失敗作です」とおっしゃるように、ストレートな言葉はどこにも書かれて無いのです。
『瀬川問題』は将棋人気の低迷で赤字に苦しむ日本将棋連盟を少なからず潤したと思いますが、何よりも棋士を目指す子供たちの励みになったと思いますし、将棋を知らない大人にだって、「人生は投げやりにならずに努力していれば夢は叶うのだ」というメッセージが伝わったはずです。

 将棋界は保守的な業界である上に、古い組織にありがちな腐敗の噂も聞こえます。今回のプロ編入試験が日本将棋連盟新会長の改革の大英断なら、これ以上無い道徳教育だったと思うのですが、当の会長自身が著作権問題で提訴されている有様なので、まるで「自民党をぶっ壊す、改革を止めるな」というキャッチコピーで自民党を大勝利に導いた小泉さんと、負ければスケープゴートなりかねない瀬川さんをダブらせた方も多かったのではないでしょうか。だから、瀬川さんの勝利、萬歳!

 

2005年11月7日(MON) お寺で酒乱三昧のオフ会でした
「先生、喉が痛いのはマシになったんですが、鼻水とくしゃみが出るようになりました」
 無事にオフ会を乗り切った気の緩みからか、遍路道をバイオリンとリュックを担いで歩き続けた疲れのせいか、それとも田中裕子さんにもらったこの風邪を、オフ会でホステスを務めてその後倒れたらしい、○○ゆうこさんが追い討ちをかけてくれたのでしょうか? いえいえどれでもありません。オフ会の余興としてバイオリンを弾き切るまでは風邪なんかに負けていられない、と頑張っていましたが、宴も滞りなく終えて文字通り肩の荷を降ろしたので実家に帰って大酒を食らったのが原因なのです。

「おお、喉の腫れはずいぶん引いているようですね。でも今度は鼻ですか、じゃあ抗生剤を変えてみましょうか?」
 オフ会の当日にはほとんど治りかけていたのですから、その後の僕の不摂生に問題があるのは明白ですが、抗生物質が合わなかったと思い込んだ先生が言いました。
「抗生剤を変えるって、もしかしてフロモックスですか?」
 ドリーム・プロデューサーさんお勧めの処方を質問してみましたらその通りでした。前回は自分処方したのですから、「初めっからフロモックスを出してくれよ先生!」なんて言えるはずもありません。今度は新しい処方で鼻炎を対象とした治療にあたることになりました。

 お寺でのオフ会は2度目ですが、今回は本格的な精進料理で飲みました。料理は大層美味しかったのですが、精進料理を酒の肴にするには動物性蛋白質が無いので、やや物足りない気がします。それでも庵主様(モドキ)に料理の解説をしていただきながら、懐かしい方がたと飲むのは一興でした。
 ご参加下さった皆様、ありがとうございました。おまけに頼みもしないバイオリンなんぞ聴かされてさぞ疲れだったことでしょうが、来年はそば打ちなんか目論んでますので、これに懲りずによろしくお願いします。

 料理と言えば中国、韓国産のキムチが日中韓の消費者を震撼させていますが、あんな事にどうして今更驚くのでしょうか。もちろん我々の子供の頃には人糞を肥料にしていたのが当たり前だったということもありますが、現代だってあんな卵なんて他にも知らないうちにどっさり僕たちは摂取してますって! 

 僕が場末の飲み屋のマスターが自作の塩辛を勧めてくれても絶対に食べないのは、腐敗しているのか発酵しているのか微妙な性質であるのもさることながら、イカに寄生しているアニサキスを取り除いていないからなのですが、韓国のイカの塩辛であるチャンジャなんか、生のアニサキスが蠢いているらしいことを思えばどうって事ないのかも知れません。

 このようにして数日間というもの飽食に明け暮れておりましたが、今日からはまた断酒と粗食の日々が始まります。目標は5kgの減量ですが、とりあえず今夜眠れるかどうかが問題です!

 

2005年11月3日(THU) 「気持ち」はどこに売ってるの?
 オフ会に出発します。遍路関係の集まりとはいえ、僕や酒盗りTEL師のような偽遍路の周りに集う方がたですから、ことさらいでたちに気を遣う必要が無いのは気が楽で良いです。
 なんて言っていて、もし皆さんが遍路装束で集合していたら主催者の僕はどれ程肩身の狭い立場に立たされることでしょう。念のために白衣をリュックの底に忍ばせておこうかとも考えたのですが、荷が大きくなりすぎるのでやめました。
「なんの土産も持たずに手ぶらで行くんかい、いったい何考えてるの?」
 といった同行者の非難の声に肩すかしを食らわせるように、「気持ちだけ持って行くねん。これがまた重たいのなんの!」とうそぶいてはみたものの、さすがに心配になってきました。
 ですが下手に物なんぞ持っていったらとんでもない展開が待ち受けていそうなのでやっぱり出来ません。「気持ち」だけで勘弁していただくことにしましょう。

 

2005年11月2日(WED]) そば包丁はギロチンに使うな
 着々とそば打ち道具を揃えておりますが、ほとんどはホームセンターで間に合うものばかりです。そばで金を儲けるつもりなら少なからず投資もするでしょうが、ときおり誰かのためにそばを打つだけのことですし、まして自分のためだけにそばを打つなんて考えてもいないので、適当な道具でかまわないんですが、すごい包丁を頂きました。
 これでまっとうなそばが打てなかった日にゃ、本当にギロチンにかけられそうです。
 
 そば打ち道具の小物を100均でみつくろっていましたら、麺棒だって100円であるじゃないですか。もちろんプロ用の90cmの半分の長さしかないのですが、プロ用の4000〜30000円とどう違うんでしょう。その差が分らないうちはホームセンターで600円で買った麺棒に僕の命運を託したいと思っております。

 道具が良ければ良いそばが打てるならだれだって良い道具を買うでしょうが、そばはなんといっても粉が命なんだそうです。そばの一人前はおよそ100gですから、良いそばを食べたければ原価でそば粉1kgが1000〜2000円のものが望まれるようです。
 このたび行こうとしているそば打ち教室は、他でもない粉屋さんで行われるので、しばらくはその会社から粉を仕入れることになるでしょう。粉屋さんもそば打ち普及に熱心なはずです。

 本日バイオリン教室でお師匠ちゃまの楽器を弾かせていただきました。実に不思議ですがとても弾きにくいバイオリンでした。音量は僕のよりもずっと大きいのですが、音質は硬い気がして、お師匠ちゃまの演奏スタイルそのままといった印象がありました。
「E.,Degani/Italian 1840-1915」という方が1906年に製作した楽器らしく、20年前の相場で150万〜200万円。僕の楽器が「Vuillaume,J .B/French 1798-1875」で、同じく500万〜750万円! の贋作で6万円ですから、値段で競争したらお師匠ちゃまの楽器にかなうはずも無いのですが、案外と頑張ってくれます。

 バイオリンで道具を生かしきれず、そば切り包丁には名前負けしいので情けない限りですが、良い道具はやっぱり持つ喜びってもんが違いますな! 

 

2005年11月1日(TUE) ついでにコカイン漬けにしてくれんかなぁ
 セフゾンカプセル10mg、セルベックスカプセル50mg、サワテン錠250mg、セレスタミン錠、イソジンガーグル、ボルタレン錠25mg
 先日の不摂生の、そのまた翌日の不摂生がたたってついに喉が痛くなってしまいましたので、耳鼻咽喉科の門を叩いたらこんなに沢山の薬をくれました。
 喉が痛いくらいでクシャミも熱も無いなら病院に駆け込んだりするな、といわれそうです。もちろん普段なら自力で病と闘うのですが、3日後にOFF会を控えて痛飲の予定なのでもはや一刻の猶予も無いのです。

 それにしても喉が痛いだけでこんなに沢山の薬が必要なのでしょうか。鼻にパイプを突っ込んで薬液を散布したり、昔気質のドクターがやるようにヨード液を綿花に浸して口腔内に塗りたくるだけじゃ駄目なんでしょうか。
 薬価が引き下げられて、いくら患者を薬漬けにしても儲からなくなったから医薬分業が進んだというのに、なんで未だにこれほどの大盤振る舞いしてくれるんでしょうか。もっともこれらの薬の他に湿布薬なんかが処方されてなかったのは不幸中の幸いだと言えるでしょう。(過去に本当にそんな経験をしたし、ビタミン剤も望むだけ出してくれた)

 ちなみにこの薬の服薬指導書を読んでおりますと、眠気が起こることがあります、とか機会の操作や車の運転には注意しましょう、というのが2種類あって、既に服用してしまった僕はなんだか眠たくなって来たような気がします。酒を抜いて眠れないところでしたからこれは助かりました。
 などと医者に当てこすりばかりしておりますが、実を申しますとこの薬の半分は自分で処方したものなのです。ジェネリック薬品でもかまわないのですが、名前を知らなかったので、「セフゾン、ボルタレン、セルベックスあたりでも頂いておきましょうかね」と言ったら、頼みもしないのにイソジン、サワテン、セレスタミンなんかまで処方していただいたのでした。
 こんな僕のように愚かな患者がいなくならない限り、決して薬漬け処方が後を絶つことはないのでしょう。

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2005年11月日()