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HAL日記


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2005年10月31日(MON) たたけ、他力本願の門
 健康食品とか住宅リフォームだとか、信じるものはだまされる、というのが昨今の悲しむべき風潮ですが、「そば打ち道を歩む」と書いたら、そば切り包丁をプレゼントしてやろう、という方がありました。TELさんみたいに焼肉パーティーを指くわえて見ていたらご馳走してもらったように、願えばかなうもんですね。これぞサプライズです。

 こうなったらもう後には引けません。そば打ちをかたって包丁を騙し取ったなんて思われたら、麺切り包丁がギロチンに変わらないとも限りませんので、そば打ち教室に予約を申し込みました。
 なんでもPNO泉北そば打ち普及の会というのがあるのだそうで、その会員さんが講師として指導してくださるようです。

「求めよ、さらば与えられん。叩け、されば開かれん」という有名な聖書の一節を思い出しましたので、「バイオリン、バイオリン」と連呼したいと思います。どこからかバイオリンが回ってくる他力本願を夢見ております。

 

2005年10月30日(SUN) 貧乏根性は世界を救う
「ふくたにの、あらかわわたる、にしのうま。ふくたにのぉ〜あらかわわらるぅ〜にしのうまぁ」
 五七五ではあっても、これは俳句なんかじゃありません。場末の飲み屋の「七険人(しちけんじん=危険人物)」を覚えるための標語なのです。
「なんでそこに、あんたの友達の酒盗りTELさんが入ってないねん?」
 そうクレームを付ける御仁もおられますが、ご心配には及びません。彼は別のカテゴリーに分類してあります。

「Mちゃんの1cm、TELさんの1mm」
 こちらです。つまり、「Mちゃんは大ジョッキ一杯の生ビールが1cm少ないと、『殺生や!』とスネて、TELさんはコップ酒の表面張力が1mm低いと、『盛りが悪い!』と言って機嫌が悪くなるので要注意」という意味なのです。
 お二方とも決して貧乏人ではありません。いえそれどころかお金持ちといっても差し支えないのですから、「細かいこと言うな!」と逆切れする人がおられるのもうなずけるところです。

「TELさんて、息子が東京の六本木公園たらで億単位の詐欺師やってるっていう人やろ?」
 どこでどう話がねじ曲がってしまったか知りませんが、僕が聞いている範囲では、長男が今をときめく六本木ヒルズを舞台に勇名を馳せる、ベンチャー企業の総帥に名を連ねている、というものですから、、息子自慢も相手を見てやらないと、こんな風にとんでもないことになりかねません。
 ですがこれは「身から出た錆び」というもので、酒1mmに目くじらを立てているようでは世間様の目もおのずと厳しくなりましょう。
 とは言っても彼は「1mm」を60年続けたのですから、これまでに一体どれ程の利潤を得たことでしょうか。ことは酒ばかりでなく生活全般にその精神が及んでいるわけですから、無駄金、無駄飯、無駄努力に惜げもなく労力を費やしている僕と比較したらその差は歴然としています。

「公園で焼肉やってる一団がおってな、美味そうやったからじぃっと見とったら、『イッショニタベマセンカ』って誘ってくれてん」
 泉北ニュータウンの公園で、中国人に焼肉をご馳走になった、というのが酒盗りTEL師の自慢話のひとつで、事ある毎に吹聴して回っているのです。
 僕なんかだと恥ずかしくてとても出来ない事ですが、案外これは大切なことなのかもしれません。なんといってもこんな草の根の国際交流から世界平和が達成されるのだと僕は信じているのですから。

 

2005年10月29日(SAT) 断酒の断念は残念!
「もとのもくあみ、もとのもくあみ……」
 10回続けて声に出してつぶやいてみたら意味が分らなくなったので、広辞苑をひもといてみたら、えらく難しい解説がされているので余計にわけが分らなくなってしまいましたが、要するにまた大酒を食らってしまったと言いたいのです。

 掲示板にデデ〜ンとポスターを貼り付けて下さったドリームプロデューサーさんのお誘いに乗ってショットバーに行きますと、なにやら怪しげな不良外人と、作務衣をまとったお坊さんがたむろしているではありませんか。
 まさかあの外人さんとお坊さんがギターでデュオをするなんて思ってもみませんでしたから、演奏が始まっても、「本日の演奏者はまだ来てないのかな? それにしてもアブナイ連中やなあ」なんて思ってましたら、外人さんがドリーさんに挨拶しいるじゃありませんか。

「ドリーさん、あれかいな? ポスターとえらい違うやないですか」
 と抗議したものの、帰って来て良く見たらちゃんと、カーン・ゴールマンって書いてました。すみません。ドリーさん
 前回の演奏は飲み残しのビールみたいに爽やかさを欠いていましたが、今回の演奏は素敵で、儲けもんだったです。
 それだけじゃなくて、女優の田中裕子さんそっくりの美人まで紹介してくださって、ドリーさんどうもありがとうございました。もちろんドリーさんも美しかったです。ストーカーに追いかけられるのも納得ですね!

 

2005年10月28日(FRI) 死人が出なくて良かったよ、阪神が負けたおかげで!
阪神が日本シリーズに負けて少なからずしょげておりましたが、千葉ロッテファンの方がたの喜びようを見ていますと、我が事のように感情移入してしまいました。
 こちらで負けて悲しむ人があれば、反対側では天にも昇る気分の人もいるわけですから、それはそれで喜ばしいではありませんか。それに感極まった阪神ファンが戎橋から飛び込んで死ななかっただけ儲け物としましょうか。

 まあ阪神選手は若い選手が良いですから来年に期待するとして、今年のリーグ優勝の立役者、「兄貴」のたゆまぬ努力と不屈の精神が若い選手たちのお手本となっているのだそうで、先日もNHKが、「らしい」取り上げ方をしてました。で、そのNHKらしい感動的な番組構成にすっかり感動した僕は、連日ジムに通って切磋琢磨しています。

「金本選手は260kgのバーベルでスクワットか、よし俺もいっちょうやってみるか」
 身の程知らず、というのは僕のような輩のことですが、やってしまいました。調子こいてベンチスクワットで200kgを(ちょっとズルして)10回上げたら膝が痛くなってしまいました。
 すみません、「身の程知らず」じゃなくて、「年寄りの冷や水」でした!

 断酒というのは4日目が一番キツイです。これまで夜になると毎日大量にアルコール給油していたのが急に供給されなくなったのですから体も文句を言うはずです。
「あれ〜ぇ、今日もアルコールが来んやないかい、どないなっとんねん! こら、早ようアルコール入れたらんかかい」
 喉が渇きますので、たぶん僕の体がそう訴えているのでしょう。あんまりわがままを言うもんで、なんの味も付いていない炭酸水をアルコールと偽って与えておりましたらこの2、3日暴れてましたが、たぶん今日明日あたりに諦めることでしょう。

 5日間の断酒の苦しみと引き換えに手に入れることができたものがあります。いえ、失ったもの、それは1kgの体重です。
 ぼくの場合酒を飲むために何か肴がほしいのであって、食事そのものにうるさい人間ではないのです。つまり酒を飲まないなら野菜だろうが肉だろうがどちらでも良い訳ですから、体重が減るのも当然なのです。おまけにアルコールというのはストレートなカロリーなので、ワイン1本でもご飯にして茶碗3杯分は十分ありますから痩せるのも当たり前ですが、それも今日まで。明日はまたアルコールを与えてやります。きっと驚くでしょうね、僕の体。

 

2005年10月27日(THU) 靖国、領土、女帝問題一挙解決。どや!
「久しぶりやな '-')オヒサ♪ 元気にしてるの?」
 知り合いから携帯メールが来ました。時間をみると午前2時でした。
「おお、久しぶりぃ、まあ元気やで」
「なんか儲かる話ないか?」
「そんなんあったらこっちが教えてほしいワイ。悪いことしてええんやったらあるけどな」
「なんでもええよ、この際やし」
「それ言いにメールしてきたんかい?」
「別にぃ。なんでこんな時間まで起きてんの?」
「明日っていうか今日は童話の教室で、ホラー話書いて来いて言われてるのに、なんもやってへんから、怖い話を一生懸命考えてたら寝られんなってしもてん(;゜〇゜)」
「背中の方見てみぃ、なんかおれへんか…(゚o゚;;ギク!」
「あ゛ー! なんかおるぅ \(>o<)/ギャーッ!」
「マジぃ?」
「阿保か!」
「寝るわ (-_ゞ ゴシゴシ」
「(-o-)/ハーイ」
 どうやら酔っ払いメールのようですが、こっちは断酒中だというのに勝手なもんです。にしても、これがいい歳したおっさんの交わすメールの内容でしょうか? 日本の将来に不安があるとしたら、それは我々の世代に責任があるのかもしれません。

「HALさんこんばんわ〜、起きてますか? 返事が遅れてすみません○○××でして……」
 今度は若い女性ですが、もはやこんばんわでも無いもんだろうと思います。それに、いつ出したメールの返事やネン? と言いたいです。
「なんでこんな時間に起きてるんですか?」
「寝てると思ってメールしてるのかい、なんやそれ? てか、ホラーのお話考えてたら、以下略」
「ちょっと振り向いて見てください、ほら〜後ろにぃ (〇o〇;))))!! 」
「あ゛ー、以下略」
 メールの内容もさることながら、こちらの意図がなぜだか非常に通じにくいのです。向こうにとっては仕事の話なんですが、ちゃんと伝わっていなかったのはこちらの表現に問題があったようです。
 おっさん同士の簡潔なメールとは違って、かなり長いメールが返って来るのですが、意思の疎通が難しいのは滅多に会う事が無いからでしょうか。
 日頃から一緒に飲み歩いている連中なら長くても10文字、短い時は1文字で用が足せる、というのと同じ土俵で考えてはいけないのでしょうが、もしこれが世代間のギャップというやつなら、日本の将来は暗いかも知れません。

 NHKの「ご近所の底力」を観ましたら、野菜を食べない子供が激増しているのだそうです。じゃあ何を食べているのかといえば、砂糖とマーガリンを食パンの上に乗せて食べるのだそうですが、その量が1日で砂糖1kg、マーガリン箱半分! とか、朝食がパイナップルの缶詰2枚だけなんて信じられません。
 親はいったい何をやってるんだ! と言いたくなりますが、この問題は我々の親の世代にまでさかのぼって見つめなおす必要があるかも知れません。だって僕も米を食べませんからねえ。やっぱり日本の将来には暗雲が立ち込めているようです。

 小泉さん、靖国参拝も結構ですがね、このまま放っておいたらあなた、日本人エライことになってしまいますよ。そこでご近所の「迷案」を提出したいです。女帝問題、靖国問題、領土問題などを一気に解決しませんか? そうです、ヨーロッパの国々がそうしてきたように女王様を戴いて、王様はどこか近隣諸国から迎えるのです。いろんな問題が雲散霧消するようにも思えるんですが、やっぱり無理でしょうねえ!

 

2005年10月26日(WED) カラスも鳩も熊も受難の秋
「グルックル、グルックルって、うるさいぞお前ら!」
 ひとつがいの鳩がベランダでいちゃいちゃしているのです。それは良いのですが、辺りかまわず糞をするので憤慨しているのです。
「それにそてもお前らはなんだって僕のベランダにやって来るんだ、あ? 他にもっと日当たりの良いベランダがあるだろうが!」
 などと文句を言ってものれんにストレートパンチというやつで、人間をなめ切っているのか全く効果が無いのです。鳩たちが僕んちのベランダを好むにはそれなりの理由があるに違いないのですが、鳩を飼ったことの無い僕にはさっぱりそれが分りません。

 色々考えてみますと、隣との仕切り板があってそこにエアコンの室外機が置いてあるのですが、どうもそれがお気に入りらしいというのは理解できても、皆さんそうなさっているのですからうちでなくても良いではないですか。
 ちょうど目の前に止まり木として頃合の木がありますが、そこにはカラスもやって来るのですから、かえって具合が悪いような気もするのです。
 仕方ないのでいちゃいちゃしているところを狙いすまし、やつらに向けてタオルを振ってパンと鳴らしたら、それっきり来なくなりました。

 このところカラスが増えたせいか、鳩の姿を見かけることも少なくなってきたように思うのですが、ひょっとしたら黒い鳩が増えたのでそう感じるだけなのかもしれません。カラスが増えたのは堺市の行政が怠慢なのではなく、住民の食生活や生ゴミの出し方に問題があるのでしょうが、このところようやく独立行政法人都市再生機構(旧日本住宅公団)がゴミ箱にふたを取り付け始めたので、カラスも減少傾向に転じたようです。

 食料が無くなってカラスたちがどこへ行ったのか知りませんが、去年出没した熊たちは今年はどうしているんでしょうか。大量に殺害したのでよもや絶滅したなんてことは無いとは思いますが、もし熊が絶滅したら生態系にどんな影響があるのか、素人には良く分からないところに恐ろしさを感じています。
 とは言っても人間が繁栄していく上で、熊との折り合いをどう付けてよいものやら。まさか人間側を間引きできるはずも無いので、動物たちには申し訳ないけど人間は今後も彼らを殺し続けるしかないでしょう。
 そう思うと、鳩のひとつがい程度なら居候させてやっても良さそうなものですが、やっぱり糞害は我慢ならない僕なのです。

 

2005年10月25日(TUE) 阪神、負ける苦しみをプレーできる喜びに変えろ!
 禁煙に苦しんでいた10年前のことでした。近所にピアノ教室ができて、ちょっとのぞいてみたら、「電子ピアノでも88鍵なら良いですよ」と言われ、電子ピアノを買ってピアノを習い始めたらタバコをやめることが出来たのです。
 断るまでも無いのですが、それはピアノとは何の相関関係もありません。そんなものがあったら、ピアノ界の女王ともうたわれるマルタ・アルゲリッチみたいなヘビースモーカーが禁煙に苦しむ筈もありません。
 
 教室に顔を出し、電子ピアノを買ってレッスンが始まるまで一月ほど間があったので、ピアノの先生怖そうなおっさんだからタバコ臭いとまずいかなあ、などと色々考えを巡らせていたらだんだん悪夢をみるようになりました。
 ひどいときにはピアノの先生に解剖されて、タバコのヤニで真っ黒に詰まった肺を取り出される夢をみてうなされたりしました。

 毎日のようにタバコの銘柄を変え、自分で紙巻をやってみたりパイプや葉巻も、タバコと名が付けば嗅ぎタバコと噛みタバコ以外はたいてい試してみましたし全部好きでした。そんな僕が最後に吸ったのはアメリカ土産のハーレーダビッドソンというバイクメーカーとタイアップしたタバコで、コクがあるというか深みのある(セブンスターと大して違いは無い印象)美味しいものでした。
 
 そんな僕が禁煙に成功したきっかけは恐怖からで、それは確かに効果的だったのです。しかし僕の成功を見た会社の同僚たちが次々と禁煙を始め、ついには同じ課でタバコを吸う人がほとんどいなくなってしまったのです。
「あいつが禁煙できたくらいだから、禁煙はそんなに難しいことではないな」
 みなさんきっとそう思って禁煙がブームになったものと思われますが、彼らは恐怖とは無縁で、ブームの中を嬉々として禁煙できたようでした。

 オフ会まで後10日となったのですが、先週は放蕩三昧だったのでちょっと調子が優れません。このペースで飲み続けると楽しかろうオフ会まで持ちそうもありませんので、今週いっぱいは禁酒ウィークとします。
 しかしそう考えてみると、断酒も結構楽しいじゃないですか。酒を抜いて寝られないのは、遠足の前のそれとおんなじだと考えるとかなり妥協できそうです。
 それにしても千葉ロッテ強いなあ、阪神も日本一の前の苦しさを楽しむように気持ちを切り替えて、明日は伸び伸びとプレーしてもらいたいものです。

※ピアノの先生は、ヘビースモーカーでした!

 

2005年10月24日(MON) NHKの番組に踊らされて、そば打ち教室に行くぞ!
 ヤフーオークションでバイオリンの探し続けていますが、未だもって二梃目を買うまでには至っておりません。というのも非常にいかがわしい楽器が氾濫しているからですが、バイオリンという楽器の世界では、贋作をとがめだてするという雰囲気が全くといって良いほど無いのには驚きます。これはストラディバリの贋作が出回り始めた300年前からの悪習というか、無くなって然るべき伝統なのですが、今後も贋作が絶えることは無いでしょう。
 今や偽札を素人が作れる時代ですから、ラベルや製作証明書なんて簡単に偽造できますし、鑑定書にいたっては、「ストラディバリウスの作風に極めて近い」といった程度の文言しか書かれていないそうです。外見で「誰々の作品である」とバイオリン製作家を断定することが不可能だからなのです。

 では音で真贋を判定出来ないのかといえば、これが更に分らないものなのです。例えばお師匠ちゃまの1000万円のバイオリンと、僕の6万円の間にさほどの差が感じられないのでも明らかであるように、音を聴いて真贋の判定は出来ないのです。
 量産品のスズキバイオリンに150万円の希望小売価格が付けられたバイオリンがありますが、あれなどはかなり鳴るらしいです。そういった楽器の贋作まであるくらいですから、もう自分の見る目を信じるしかないのですが、僕にそんな目が有ろう筈も無いのでしばらくはバイオリン探しは自粛することにしました。

 熱心に観ていたNHKの「こだわりのそば打ち入門」が終わりました。後は実践に移すのみなので、今はNETでそば打ちセットを探しておりますが、その前にそば打ち教室に行くつもりです。
 あちこちで、「そば打って食べさせてやる」と吹聴して回ると、泉北にもそば打ち教室があることを教えてくれる人が現れたので、早速誰かを巻き込みたいと考えております。

 

2005年10月22日(SAT) ハイMDなんてすごいのが発売されたなんて!
 大阪日本橋のオーディオ専門店まで出かけて、「小さなスタジオで録音したいんですが、世間の方はどうやっているんでしょう?」と訊いてみました。近所の大型電気店でさんざん訊ねてみても今ひとつピリッとした答えを頂けないのでわざわざ電車に乗って行ったのです。
「ポータブルDATかMDに外付けマイクを取り付けるのが普通ですね」
「え? でもDATって音質は良いとしても使いづらいし、メディアをあんまり見かけないですよ。そもそも本体が売られているんですか? MDも入力はデジタルでも取り出すのはアナログですよね?」
 オーディオに関してはかなりな門外漢なですから、詳しい人が聞いたら笑われるでしょうが、店員さんはニコニコしながら答えてくれました。
「DATはちゃんと売られてますよ。それにMDは進化して、ソニーのハイMDはUSBでパソコンにデータを送れるんですよ」
 なるほど! ソニーのWEBサイトをのぞいたらハイMDもDATのウォークマンもちゃんと発売されているじゃないですか。まったく勉強不足にも程があります。ということでMP3機器での録音は諦めました。

 次は千日前の道具屋筋で「蕎麦打ちセット」を探したのですが見つかりません。それどころか、なんだかとっても場違いなところに来たみたいで全然落ち着けないのです。仕方ないので心斎橋筋まで歩いてYAMAHAに行くことにしました。
 途中で戎橋を通ったのですが、阪神ファンはよくこんな所から汚い水に飛び込めるもんだな、と感心したというか呆れたというか馬鹿をやらかしたもんですが、まさかというか案の定というか、友達の酒盗りTEL師もその乱痴気騒ぎに身を投じていたらしいです。歳が歳だけに飛び込みはしなかったらしいのですが、あの手の輩は僕の極々身近にも大勢いるようです。。

 心斎橋から夕陽ヶ丘は歩けない距離ではないのですが、YAMAHAで買い込んだ本が重くなってきたので、一駅だけ地下鉄に乗って中田聖子さんと織田優子さんのデュオで「リコーダーとチェンバロのイタリア熱情〜ヘンデルの見た風景」を聴きに行きました。
 何度見てもコントラストの鮮やかな二人は面白いですし、トークでちょっぴり受けるところまでピッタリと息が合っているようです。実を申しますと音楽はろくに分っちゃいませんので、はい〜、見に行っているのです。

 帰って来て場末で飲んでおりますと、またもや悪友どもに引っ張りまわされ、日付が変わる頃にはドシャ降りの冷たい雨に打たれて帰れなくなってしまったので、TEL師の家に泊めていただきました。
 ここからは10月23日(SUN)の日記
 昼前に帰って来てポストを開けてミニコミ誌のホームタウンの10月21日号を見ますと、あらま、どこかで見た顔が一面に出てらっしゃる。そうです、この方は先日演奏会を聴きに行った、オーボエ奏者の小林千晃さんなのです。それにしても、なんと可愛らしく写っているんでしょう! 16歳と書いてあっても通りそうです。
 どうやら隣町の方らしく、すぐ近所で演奏会を催すらしいのですが、23日って今日ではありませんか。ホームタウンさん、1週間早く掲載してほしかったですぅ〜。

 

2005年10月21日(FRI) 村上ショージさん、ごめんなさい。でも書きますね!
 すみません、ごめんなさい、僕からも謝りたいと思います。お笑いタレントの村上ショージさんが、知床の世界遺産で暴言を吐いたことです。
 今に始まったことではなく以前からそうだったのですが、タレントとか有名人といった方がたの横暴を容認する空気は確かにありました。ですが、
「♪芸のためなら女房も泣かすぅ〜、それがぁどうした文句があるか?」
 関西の芸能界にこんな雰囲気が今でも残っているのだとしたら、とんでもない時代錯誤だと思います。いつぞやもハンサムなタレントが路上で一般の女性にキスを迫るという番組が槍玉に挙げられたばかりだというのに、馬鹿も休み休みやれ! と暴言を吐きたくなってしまう僕なのです。

 村上ショージさんというのは兄の同級生で僕の幼馴染でもありますが、いくらなんでも彼を郷里のヒーローにまつり上げるのはためらわれます。なんでかというと彼は阿保の上に本物の馬鹿だからです。
 有名人の付き物である「やっかみ」で彼を貶めるのではありません。幼い頃に遊んだよしみで、本気で弁護したくはあるのですが、今回ばかりは駄目です。仮にもお笑い芸人ならギャグで返せと言いたいです。
「なんもしょーらんよ(何もしておりません)」
 教室でいたずらをして先生に咎められると、そう言って難を逃れたという彼は、いつしか「ショーラン」というあだ名で呼ばれるようになったのでした。なので今回の件も「なんもしょーらんよ」くらいで切り抜けてほしかったです。

 有名人をやり込めることが出来たらさぞ痛快だと思います。ですから自分の力だけで解決出来なかったのからといって、官憲の威力にすがるのは潔しと思えないにしても、腹立ちまぎれに通報したくなる気持ちは良く分かります。
 こういうのを「虎の威を借る狐」といって、世間では侮蔑の対象になりますが、村上ショージさんの側にしても「仕事、人気、テレビ」といった虎の影を背負っていたわけですからどちらもどちらでしょう。ま、いわゆるひとつの「目糞鼻糞」」というやつですかね。

 

2005年10月20日(THU) 騙される幸せって、何人目の奥さん?
「実を言うと、このところ若い女と付きおうてるねん、それでやと思うわ」
 場末の飲み屋で久しぶりの知人に会うと、少し痩せたみたいなので訳を訊いたら、こんな幸せそうな答えが返ってきたのです。今まで90kgあったのが80kgを切ったらしく、とてもうれしそうですが、若い女と聞いては僕も黙っておれません。
「若いって、まさか娘さんより歳が下なんてことは無いんでしょう?」
「大丈夫や、娘が24歳やから2つ上やねん。危ないとこやったんや!」
 世間には決して無い事例ではないのでしょうが、妹みたいな年下を、よもや「お母さん」なんて呼べる筈も無いのですから、1歳2歳の違いが大きな意味合いを持つのは理解できます。

「娘に相談してみたよ、結婚してええかって。ほたらな、『オヤジの好きにしたらええけど、今度はだまされるなよ!』ときたね」
 この知人が何回結婚と離婚を繰り返したのか知りませんが、そのたびに子供が生まれただけでなく、別れた女性の連れ子まで育てているんですから立派です。
「オレにもっと甲斐性があったらええねんけど、無いばっかりに騙されるねんな、たぶん」
 僕は彼を「オヤジ」と呼んではいますが、50台半ばで30歳近くも歳下の女性と結婚するのですから、いやはや大した甲斐性じゃないですか。ひょっとしたら甲斐性無しの僕に対する嫌味を言うとるんか? などとひがんでみるのです。

「そりゃそうと、お前はまだいっぺんも騙されたこと無いんかい? そりゃいかんな、早よう騙されんかい」
 出来ることなら避けたいのですが、ついにこの話題に及んできました。
「僕みたいのは騙しがいが無いんじゃないですかね」
「おお、それもそうやな」
 謙遜して言ってるのに、つれないリアクションされるとムカつきますが、事実であれば仕方ないです。
「ところで、騙されとったって?」
「3年間やったな、まあ幸せやったよ、騙されとる間はな」
 どうやら騙されるのにも、それなりのテクニックというか、心構えが必要なようです。

 

2005年10月19日(WED) 飲酒演奏は危険ですから止めましょう
「さばフグのてっちり、1000円でどや? 半身を丸ごと入れてあげるわ」
 週末に馬券を買うための資金を稼がないといけない、場末のマスターに言われるまま注文したのは良かったのですが、「マスター、即席のポン酢がショッパすぎるよ」と散々文句を言いながら隣のお客さんと鍋をつついたのです。
「もう一軒、この前の店に行こうよ、おごるから」
 別に恩着せがましく一緒に鍋を食べたのではなくて、この前のお返しのつもりだったのですが、またもやおごられてしまいました。

 バイオリンのレッスンが終わって場末の飲み屋に楽器を担いだまま直行しましたので、河岸を変えると楽器を持って移動しなくてはいけないので大変ですが、やむを得ません。場末に愛器を放置するような危険を冒せるはずも無いのです。
 近所で一杯飲んでまた場末に帰って来ましたら、別の知り合いが来てまして、「おい、ちょっとそのバイオリンを弾いてみろよ」などと言いますが、酒を飲んだら足元さえもおぼつかないというのに、ましてバイオリンなど弾けるわけがありません。
 とはいえサービス精神もたわわな僕は、酔いにかすむ目で楽譜を見ながら音程の定まらない千鳥足そのままの演奏を披露したのでした。

「よっしゃー、下手糞な演奏はもうええから次行こう、次!」
 かくして当夜は延べ6軒の飲み屋を、彼の運転ではしごすることになったのですが、もちろん飲酒運転です。
 飲んだらやたらと元気になって、運転まで上手になるんだという人がいますが、飲んだら何も出来なくなる僕からみると羨ましい限りです。が、運転が上手くなるなんて事があろうはずも無いのです。朝起きると、飲酒運転で送ってくれた人のその後無事に帰り着けたか、いつも心配になるのです。

「先生、お酒のめるんですか?」
 バイオリンのお師匠ちゃまに訊いたら、ついこの前成人したばかりだというのに一人前に酒を飲むんだそうで、「酔ってバイオリン弾いたら音程がむちゃくちゃになるんで、ビブラートでごまかしたりなんかしながら、私って仮にもプロよね? なんて情けなくなります」などとおっしゃいます。
 ぼくの場合、酔ってフルートを吹くのはまだマシですが息が上がってしまいますし、ピアノなら音程は大丈夫でも指のろれつが回らなくなってミスタッチしまくるのですが、前のピアノの師匠は酔って意識を失う寸前まで、クラブでカラオケの伴奏やってたらしいです。化け物かい?

 

2005年10月18日(TUE) ダイレクトメールで儲ける
「ソウル4日間29800円か、ドラマ「チャングムの誓い」のテーマパークに寄れるんなら行ってみたいな。なになに、上海3日間も29800円だって? 上海にはバイオリン工房が軒を連ねているから、こちらも行ってみたいな!」
 一度グアムに行ったら、旅行会社から毎月律儀にカタログと葉書を送って来るので、もはや旅行会社の店頭でチラシを盗らなくても良くなったのですが、小泉首相のおかげで年内は両国に行くのを見合わせたほうが賢明なようです。
 それにしても、いくら中国の二足歩行ロボット「先行者」を笑ったからといって、有人宇宙船「神舟」の帰還にタイミングを合わせた嫌がらせだ、なんて発言はち〜と大人気ないように思うんですが、いかがなものでしょうか。

「ボジョレー・ヌーボーのご予約承りますってか? そんなしょーもないもん、とは思うけどやっぱり飲んでみたいな〜!」
 バレンタインデーのように、目ざとい日本の商社の始めたイベントに易々と踊らされるのもしゃくではありますが、こと酒に関しては思いっきりミーハーな僕ですから、これにはあらがう力もありません。
 それにしてもフランスじゃワインが出来すぎて売れ残っているので、工業用アルコールに蒸留し直しているらしいじゃないですか。そんなことやらないで日本に大量輸出して欲しいと思いますが、フランスワインの値崩れが起きるといけないのでやらないそうです。
 そんなことやってるからオーストラリア産の美味しいワインに取って代わられるんですよ!

「体感・試乗フェア、ラジコンカーをもれなくプレゼント! これは只なんだから絶対に行くぞ!」
 そういえば、(財)日本ラジコン電波安全協会からも会報が来ていたのですが、こちらは会費を納めなかったはずなのにどうして来たんでしょう。
 毎日毎日、ダイレクトメールだのなんだのが来ない日のほうが少ないくらいですが、先日嫁いで遠くへ行った姪から「内祝い」としてビール券など受け取りました。
 幸せにやっとるのかね? この先僕が何年生きられるか分りませんが、あと何回彼女と会う機会があるでしょうか。幼い頃の写真を取り出して、ちょっとだけお父さんの気持ちに思いを馳せてみたりするのでした。

 

2005年10月17日(MON) またも落選!(ToT)/~~~
ネットオークションで、「お、これは!」というバイオリンを見つけたので、ウォッチリストに入れて成り行きを注視していましたら、あれよあれよという間に40万円になってしまったので入札を諦めました。希望落札価格が95万円だったので順当なところに落ち着いたと言えるのでしょうが、二人の方のデッドヒートには少しだけハラハラドキドキさせられました。

 ハラハラドキドキといえば、公募に作品を送る直前も、「なんか間違いをやらかしてないだろうな、OKをクリックしたら全て終わるんだからなぁ!」なんてビクビクしながら送るのですが、送ってしまった後はどうなろうと知ったこっちゃ無いわけで、深夜のコンビニに酒など買いに出かけるのです。

 ついこの間のラブストーリーに応募した時も、締め切りの前日まで何も書けずに苦しんでいたので、実質的には1日で10枚を書き上げたのですから、そんなやっつけ仕事みたいなものが入選する筈もありません。でもとにかく書き上げたことに満足して祝杯なんぞを一人であげて、翌日パソコンを立ち上げてメールを読んだら、「メールが送れませんでした」ときました。
「しまったー! オークションじゃあるまいし、日付が変わる直前まで粘るからこんなことになるんじゃないか、オレのバカバカ」

 とまあ、馬鹿丸出しで情けないこともはなはだしいのですが、下手に佳作なんかに引っ掛かるくらいなら早いとこ落選した方が、他所の公募に出せて良いくらいだ、とイジケておりましたら、「残念ですが落選となりました。来年も是非応募くださいますようお願いします」というメールが来て驚きました。
 どうやら送れなかったのは別のメールで、受領のメールが来なかったのは事務局に不手際があったらしいのでした。

 そんなこんなで、今回の落選には大きなショックも無かったのですが、積み重なってくるとボディーブローのようにジワジワと効いてきそうに思えて、本日は落選による自棄酒記念日! となったのです。

 

2005年10月16日(SUN) 小娘の言うことが聞けるか!、なんて言わない
 菩提寺の御住職がアルトサックスを始められたのだそうです。なんでも、「惚け防止」を標榜されておられるようですが、「照れ隠しにしては説得力に欠けますねぇ、そんなお歳ではございませんでしょう!」と抗議の声が寄せられているに違いありません。
 聞くところによると、御住職は「カラオケの達人」との呼び声が高く、老人ホームなんかに慰問に赴いて熱唱すると、おばあちゃん達が感動のあまり昇天、じゃなくて悶絶するのだそうです。(僕は聴いたことはありませんが、田舎のおばあちゃん達がそう申しておりました)

 お坊さんなのですから声が良いのは当たり前、と僕らは思いがちですが、全てのお坊さんの声が良いとは限りません。もとよりお経の内容など分らないのですから、声だけで圧倒できるようなお坊さんの方がむしろ少数かもしれないのです。その上にカラオケの名手となれば、日本広しといえども、そうそう街を歩いてはいないと思うのです。
 なので老人ホームの慰問も素敵ですが、そろそろNHKの喉自慢に出て、記念のCDかなんかを檀家さんに配ってはいかがか、と進言したくなるのです。

 楽器全般に言えることでしょうが、アルトサックスも決して易しくマスターできる楽器ではありません。僕もかじったことはありますし今も楽器を保管してはいますが、吹いてみようという元気はありません。かっこうはいいけど楽器が重い上に、音が大きいので下手糞がバレバレになってしまうんです。それと不思議に思うのは、楽譜に表記されている音と実際の発音が違うということです。

「ご趣味は何ですか?」と聞かれて、「ピアノとかぁ、まあそんなとこですかね」と答えたら、「優雅な趣味をお持ちで、そればかりでなくパソコンもお出来になるなんて素晴らしいですね!」という答えが返って来ることが多いので、このごろは人を見てから答えることにしているのですが、「パソコンは習い事じゃないでしょうが!」と言いたくなります。

 こういうと、「童話を書くのは習い事なのか?」と突っ込まれそうで気後れしますが、楽器などを我流でやっつけられるのは、異性のこと以外に考えることの少ない若い内のことです。晩酌をやるようになった年頃で、あまつさえ老眼鏡を頼るようになったら、その道のお師匠さまの門を叩くのが賢明だろうと思うのです。

 小娘のお師匠ちゃまにバイオリンを教授して頂いてリハビリに精を出している僕ですが、自分自身の力だけでかつての技術を取り戻そうとするのは、ほとんど不可能に近いような気がします。いずれにしても「先達はあらまほしきことなり」でして、毎週テストを受けに行くのもまた緊張感があって進歩を早めるのに一役買っているに違いありません。
 もっとも、童話の親方様のところは、ほとんどシゴキと称しても差し支えはありませんので、自尊心と、それを粉砕してくださる方の狭間にあって、たゆとうように背伸びする僕なのです。

 

2005年10月15日(SAT) 落選のよろこびとは?
 本当は昨日のことですが、僕にとってはとてもショッキングな出来事であれば、しばし冷却の時間を費やす必要があったので、「おなら」で空気などをにごしていた次第です。
 黙っていれば誰にも知られないし恥をかくこともないのですが、親方様の目を逃れることは到底かないませんので、お知らせしました。

「JOMOの童話公募は落選でした、まことに申し訳もございませんm(__)m」
 親方様の情熱溢れるご指導の甲斐もなく、落選という失態をしでかしたのですから、打ち首を免れようはずもありません。「百叩きの後、遠島を申し付ける」くらいで済ませていただきたく陳謝に及んだのでした。

「あなたの作品のデキは悪いものではありません。ただJOMOに合わなかっただけのこと。今回の結果に懲りることなく、更なる精進をされるよう期待します」
 意外にも寛大なる御沙汰が下ってホッと胸をなでおろし、優しい心遣いに感涙に咽んだのでした。
「親方様、次こそは失地回復し、必ずやご期待に答えるべく……」
 と返事を書きかけて、「もしや、次回に汚名返上が果たせなかった暁には、どのようなお仕置きがまちかまえているのだろうか」と空恐ろしくなって、かしこまってしまったのでした。

 このようにして、10000を超える応募作品の頂点に立つという僕の野望はあえなくついえたのですが、少なくとも親方様だけは僕の行く末に、そこはかとない希望をお持ちくださっておられるように思えたのです。これは落選しなければ分らないことだったのかもしれません。

 

2005年10月14日(FRI) 日本人はおなら税を払わされているんですよ
「さて、そろそろグーグル・ボットが僕のホームページをクロールしに来たかな、どれどれ」
 検索エンジンのGoogleがロボットを放って世界中の更新されたページをコーピーしまくって帰るわけですが、僕のページにも1週間に一度くらいはお越しくださっているようです。
「おなら、HALなんてキーワードを入力して検索して、もしTOPにヒットしたらやっぱり嫌だな」なんて考えたのは全くの取り越し苦労でした。世の中には膨大な数のおなら愛好家がいらっしゃるようで、僕のサイトにヒットしないばかりでなく、おなら専門サイトばかり現れるじゃないですか。
 
「ホモ、薔薇族、サブ、サムソン」といったキーワードで検索したら、ときには僕のサイトにヒットするようで、訪れてくださったそういう趣味の方には大変お気の毒ですが、僕はノン気です。申し訳ございません。
 たまには「アザの消し方」といったキーワードでもお越しくださるようですが、実用的でないサイトなもので心苦しく思ったりしております。

 そうそう、「おなら専門サイト」ですが、本当にあるんです。なんでも美女がおならをして、恥ずかしげな表情をしているのをこよなく愛する御仁がおられ、おならビデオまで販売されて好評を博していると聞いてのけぞってしまいました。
 誰にも迷惑をかけないのだったら、世の中の大概のフェチズムは生暖かく見守ってあげたいスタンスの僕ですが、おならはイカンでしょう。音はかまわないとして、やはり臭いには閉口しますし、空気を汚染するわけですから、これ以上おなら愛好家が増えないようにおなら税を課すべきではないでしょうか。

 もちろん冗談のつもりでそんなことを考えて一人で受けていましたら、実は我々はもう既におなら税を徴収されているのだ、と知って大変に驚いたのです。
 と申しますのもニュージーランドのような酪農国家では、人間の何十倍もいるヒツジの吐く、ゲップに含まれているメタンガスに温暖化効果があって、地球温暖化防止を定めた京都議定書にそれが抵触するらしいのです。

 ということは、人間のおならだって同じメタンガスを含有しているわけですから、当然日本1億1千万人のおならだって温暖化ガス排出の対価として円を吐き出しているのでしょう。
 世界有数の酪農国家でもあるアメリカが京都議定書に批准しない筈です。あの国ほど温暖化ガスを吐き出している国は無いのですから、いくらニューオリンズが消えようがミシシッピ州そのものが消えようが批准できないのも納得です。
 もしそんな無謀なことをやったら、牛のゲップと、でっぷり太ったアメリカ人のおならだけでも相当な対価を支払わなければならなくなりますから、一気にアメリカ経済が疲弊し、やがては世界恐慌につながるのでしょう。
 
※子供の頃におならが燃えるかどうか実験したことがあります。僕のおならに兄が火をつけたら、おならの音と共にボッという音がして僕のお尻は勢い良く燃えました。熱いので良い子は真似をしてはいけません。

 

2005年10月13日(THU) 親方様のアメとムチ
「働かざる者食うべからず、而して書かざる者来るべからず」
 童話教室の親方様から激励メールが舞い込んで来ました。親方様にとってみれば愛の鞭かもしれませんが、足軽である僕の身には、まるで大陸間弾道ミサイルをピンポイントで撃ち込まれたような驚愕なのです。迎撃するいとますら与えてもらえない、早朝の出来事でした。

 パソコンに向ってキーを打つ僕の背後を、監視されてるんじゃないかと振り返り、ビクビクしながらも何とか5枚だけ書き上げて印刷出来たのは、タイムリミットの5分前という慌しさでしたから、声を出して読む暇も無かったので、次回にどんな鉄槌が下されるのか今から恐ろしくてなりません。

 教室に着くと名古屋から通っておられる方の他に、見知らぬご婦人もいらっしゃいます。どうやら見学に見えられた方のようで、この瞬間僕は「たすかった〜!」と思いました。いくら専制君主の親方様であろうと、見学の方を前にはさすがにシゴキは控えるに違いないのです。
 果たしていつもの親方様らしくないソフトな講義をしていただきまして、本来なら打ち首に処される僕も命拾いをしたのでした。

 ところが親方様は出来の悪い僕のような弟子を野放しにするほど甘いお方ではありません。エキストラ講座と称して場所を喫茶店に移すと、そこでお茶などご馳走になりながらしっかりと信賞必罰、もとい、叱咤激励をしてくださるのでした。ありがたやありがたや!

 

2005年10月12日(WED) 作品が書けません
(まずい、実にまずいぞ! 週二回も爪を切らないといけないほどバイオリンを練習していたので、童話を1枚も書いていない。書いていないけど教室の日はやってくるので、このままの体たらくだと明日は親方様に息の根を止められるのは必至だ)

 この期に及んでも何のアイデアも浮かんでこないので、今から戦々恐々としている僕なのですが、「書いていないものは仕方ない」なんて言い訳の通用する親方様ではありません。なので頑張って今から物語の履歴書を書き始めてみましたら、どこかで聞いたような話になりました。それもそのはずです、自分が1年前に書いて中途半端で放り出した話でした。

 面白いお話というのは、書けそうで書けないものです。たとえば今朝も素晴らしく面白い夢を見まして、覚えているうちに書き留めておこうと跳ね起きたのですが、パソコンを立ち上げる間にコーヒーをいれたので一口飲みました。するとどうでしょう、今まではっきり覚えていたものが、きれいさっぱりクリアされているではありませんか!

 オリジナルの物語を作ろうと思うと実に難しいです。例えば、「児童文芸」という専門書を読んでみますと、童話教室の奥様の書いたお話とそっくりなものが掲載されています。もちろんどちらが真似をしたというのではありませんが、教室の奥様の作品の方がはるかに出来が良かったりするのです。

 僕の日記というのは、月の内1回から2回程度は童話とかエッセイの下書きのようなものを書きたいと思っているので、そういったものを童話に書き直せば良いようなものですが、実話に基づいたことばかりなので、気持ちが高揚しないことには、作品として耐えられるものにはなりそうもありません。ですから明日は親方様に首を差し出す以外に手は無さそうです。

 

2005年10月11日(TUE) 村上パイレーツで、どや?
 阪神タイガースが「株式会社阪神タイガース」だったなんて、今日まで知らなかった僕ですから何をかいわんやですが、上場するのは良いとして、その途端に「ホリエモンズ」なんて名前に改名されたら嫌だなと思います。
 この件に関してコメントを求められた渡辺恒雄社長の「偽善者でペテン師の言うことを聞いちゃいかん!」には驚きました。

 以前から「森喜郎みたいなIQの低い馬鹿な首相は見たことが無い」とか「なんでワシがホリエみたいな餓鬼と会わにゃならん?」といった風に忌憚の無い発言で知られる同氏ですから、今更驚いているようじゃ笑われますが、これらの発言が一流企業のトップの口から出たなんて信じられません。読売新聞社の取締役をはじめ、新聞勧誘員に至るまで肩身の狭い思いをされている方も多いのではないでしょうか。

 メディアのトップが下品な口を利いて顰蹙を買ったことなんかに意見などしたくは無いのですが、ペテン師呼ばわりされた人のほうがかえって立派に見えるなら、発言を慎むように側近が進言しても良さそうなものですが、きっと忠言は耳に痛いご年齢なのでしょう。

 阪神タイガースが上場して常勝球団になってくれるんならどんどんやったらよろしいと思いますが、今立て直さないといけないのは他でもない読売ジャイアンツなのではありませんか。巨人の試合中継が楽天の試合中継よりも視聴率が低いなんて、子供の頃から巨人の試合しか放送されなかった田舎に住んでいた僕には考えられないことです。

 この人気低迷の原因が長島さんの引退から始まって、江川問題やら昨年のストライキ騒動に至るまでの責任は誰にあるのか、というのは分析家にお願いするとして、球団のトップがあれほど下品ではファンをやってられんな、という気持ちは理解できそうです。
 この際ですから村上氏には巨人を買収していただいて、村上パイレーツとかって名前に変えて、かつての村上水軍よろしく海外に遠征していただきたいものです。

 

2005年10月10日(MON) こら空気銃男、爆竹銃を作ってみろ
爆竹銃を作ったことがある、という話を書くや否や、空気銃男が全国に湧いて来て驚きました。犯罪者である奴らを頭ごなしに非難するのは簡単ですが、日本刀と並んで拳銃は男の子の憧れでもあるわけですから、出来ることなら僕も日本刀や拳銃のコレクションをしたいのです。しかしそんな金が僕にあったなら、バイオリンのコレクションとかゴルフクラブに回すことでしょう。

 ムカつく運転をする車を狙って撃ったのは許せることではありませんが、気持ちは理解できます。交通ルールやマナーを守らない傍若無人な運転手ですとか、エチケットを知らない運転手には僕だってムカつきますし、助手席にエアガンを置いていたなら、あるいは手を伸ばしてしまうやも知れません。
 
 先日遅くまで飲み歩いて、しかも雨が降っていたものですから、仲間の呼んだタクシーに便乗させてもらったのですが、その運転手さんというのが知り合いの御婦人だったのです。
 二種免許を取得したのは知っていましたが、介護の送迎をするのだとばかり思っていたものですからちょっと驚きました。
 仕事で運転したことは無い彼女ですし、おまけに性格がのんびりしているものですから、後ろの車にクラクションを鳴らされまくるので、客の僕が代わってハンドルを握ってあげたいくらいでした。

「うるさいんじゃこら!」
 窓を開けて怒りのせりふを吐いたのは、すでに常軌を逸するほど酔っ払っている仲間ですが、これにはもろてを挙げて賛成したいです。天下の大通りで僅かで瞬間的な自分の権利を主張するな! と言いたいです。
 そうはいっても、こんなにトロいタクシーが僕の前を走っていたなら、クラクションを鳴らしたくなるのもやまやまでしょう。が、たとえそうではあっても、この運転手がお前のお母ちゃんだったら、それでもお前は鳴らせるんか! 信号が変わっても横断歩道の真ん中をのんびり歩いているのがお前のお婆ちゃんでもクラクションを鳴らせるんか! と言いたいです。

※こら、空気銃男! 気持ちは分るから、泉北ニュータウンに来てカラス退治してくれへんか? それか、外人部隊に雇われてイラクにでも行って活躍してくれ!

 

2005年10月9日(SUN) やずやも山田養蜂場も許します
 朝トイレに立っておならを一つひり出してみました。
「この臭いは……、ニンニクぅ?」 
 昨日何を食べたのか、酔いの残る頭で思い出そうと試みたのですが、ウェイトトレーニングで頭から血の気が引けたすぐ後に場末の飲み屋で酒をあおったものですから、明快な答えを導き出せないのですが、どうやら鰹のたたきを、みょうがとニンニクで食べたのが原因のようです。
「マスター、ミョウガは細かくしなくていいけど、ニンニクは薄く切ってよ、それと鰹はあんまり厚く切ると食感が良くない上にたれの味わいが無くなるからね」
「分ってるって、NHKの『ためしてがってん』で勉強せんでも、オレは高知で修行したんやから。お、それに今日のニンニクは国産やで」
 日頃から中国産のニンニクをどっさり買い込んでアルミホイルで蒸し焼きにして食べるのが好きなマスターですが、何をとち狂ったのか日本産の大粒ニンニクを買ったのだそうです。
「このニンニクえらいジューシーやねぇ、それに胃を刺激する芯のとこが無いやんか」
 あんまり美味しかったので、ニンニクの追加オーダーをしたのが今朝の臭いの元凶だと推測できました。

 やずやの雪待ちニンニク卵黄というコマーシャルはなかなかに良い出来だと思う僕ですが、あの製品はたぶん日本では作ってないと思いますし、ニンニクが主成分らしいアリナミンだって、よもや国産のニンニクを使ってはいないでしょう。
 中国産だろうが国産だろうが、たとえ味が違ってもニンニクの成分は変わらないはずだし、唐辛子だって日本産と韓国産とタイ産で辛味の主成分に違いのあろう筈も無いのですから、製品にするのだったらなんだって構わないでしょう。ですがそのまま食べるんだったら、ご当地のものが一番優れているんじゃないでしょうか。タイのカレーに入れるんだったらやっぱり他の追随を許さぬ辛さを誇るタイ産の唐子で決まりですし、キムチのうまみと辛味を調和させたいなら、言うまでも無く韓国産の唐子ですし、鯵の南蛮漬けならやっぱ日本産ですね。
 などと言いながら、どこ産とも分らないデュラムセモリナ粉100パーセントと表示されたパスタを茹で、イタリア産かもしれないオリーブオイル、間違いなく中国産のニンニク、赤唐辛子としか表示の無い鷹の爪でペペロンンチーニを作って悦に入っている僕なのでございます。

 

2005年10月8日(SAT) お寺でオフ会などやらかす罰当たり
 ついにあこがれのバイク、ハーレーダビッドソンに乗ることができました。といっても泉北高島屋の展示会場で、またがっただけのことです。
 ハーレーといえばかつて日本車に押されて経営危機に陥り、レーガン大統領に泣きついて
日本製バイクの輸入制限だったか、関税引き上げを実施させたかで、一応の経営危機を脱したと記憶しています。

「やあ、マイク、君はバイクで通勤してるの? おや、このバイクは日本製だよね」
「そうだよ、こいつは速いし燃費も良いんだ。それになんたって値段が安いんだよ」
「だけど君はここでハーレーを作ってるんだろ、日本車に乗ってていいのかい?」
「作るんだったらハーレーが一番さ!」
 アメリカの白バイにKawasakiのバイクが採用されるほどの経営危機に瀕したハーレー社を取材したテレビ番組を見て、こりゃ駄目だ、と思ったのは僕だけではなかったでしょう。しかしその後の経営再生は、構造改革のお手本とされるほどすばらしく、現在では米国の大型バイクシェアで50パーセントを維持しているのだそうです。
 そして今また調子こいたハーレー社がブッシュ大統領に陳情して、日本政府に、大型バイクの免許を取りやすくしろ、と圧力をかけてきたのは周知の通りですが、外圧に屈しての構造改革なら止めてしまえ、と言いたくあっても、中型免許しか持ってない僕は、ハーレーさんよくぞ言ってくれました、ありがとう、と頭を下げました。

 なぜ大型バイクの免許取得が難しくしているのか、それはバイクのエンジンパワーが上がりすぎて、運転技術の未熟な若者が事故って亡くなっていくのをのをくい止めるためでしたが、今のバイクは当時より更にパワーがアップしていますから、死に易さという点では大型も中型も優劣を付け難いでしょう。統計は知りませんが、むしろ原チャで死んでいる若者の方が多いんじゃないかと思ったりします。
 当局の既得権益や許認可権とか、自動車学校と警察、生命保険会社との間にどんな関係があるのか知りませんが、若者の事故死を防ぐのは別の方向からの対策が必要なのではないでしょうか。

 そんなことを考えながら夜を徹してOFF会の打ち合わせをしておりました。場末の飲み屋のマスターをそそのかして暖簾を強制的に降ろさせ、居合わせたお客さんたちと、サンドウェッジのアプローチショットで届きそうな、飲み屋さんへとなだれ込んだのです。
「あんたの相棒どないしてるの、相変わらず女のケツ追い回してるの?」
「糸が切れてるTELさんのことなら、たぶんそう思って間違いないでしょうね」
 噂をすれば、それも悪い噂をすればするほどよろしいようで、散々こき下ろしているところへ彼が現れ、朝まで飲み歩いてしまったのが真相なのでした。

 この1週間というもの未曾有のアルコール量を消費した甲斐もあって、ついにOFF会が決定しました。場所は愛媛の仙遊寺、11月4日(金)の夕方です。
 精進料理ですが、アルコール等、内緒で少しの持込なら可、ただし要一泊。サイレントな宴を期待しますが、きっとそうはなりませんので、そのお覚悟で是非おこし下さいませ。

 

2005年10月7日(FRI) 偽オフラインチャット
 酒盗りTEL師とその弟子の奈美さんという一味がOFF会をたくらんでいますので、近所の公共施設のロビーで待ち合わせました。
「じゃあ、日程はこの辺りしか無いというわけか。しかしこんなのメールで済むのになんで我々は集まってるんやぁ?」

 打ち合わせといっても場所はすでに決定していましたし、目指す日取りもあらかじめ想定していた範囲内でしたから、TEL師のおっしゃるようにわざわざ面を突き合わせる必要など全くありません。メンバーがチャットでも出来りゃ話はあっという間に進展するんですが、っていうより普段からオンラインになっていない連中なのですからOFF会でもないもんです。

 こんな風にアバウトでアナログな上にアナクロニスティックな連中が集まったのですから、やることといえば他でもなく飲んでチャットすることです。奈美さんがどこの誰だか良く知らないのですが、仮にも主婦と呼ばれる身なら長居もしないので、残された二人で日付変更線をまたいだのでした。

 

2005年10月6日(THU) 不適格人間物語
「まあた、めくらの話か、いい加減にしろ!」とおっしゃらずに読んでいただきたいのですが、僕の童話のお師匠さまの著書「盲導犬不合格物語」が、第17回読書感想画中央コンクールの課題図書に選定されました。弟子の僕としても感涙に耐えないのですが、この本が選ばれなくてどの本が選ばれようか、と思えるほど綿密な取材を重ねた出来の良い子供向けノンフィクションなので、当然と言えば当然と言えます。

 盲導犬にはジャーマン・シェパードも適しているのだそうですが、風貌が精悍なので怖がられることが多という理由から、ラブラドール・レトリバーの人気が高いのだそうです。それならラブだったらどんな犬でもOKなのかといえばさにあらず。彼らは同じラブでも盲導犬になるべく交配を重ねられて来た種で、いわば人工的に進化させてきた精鋭なのだそうです。それでも彼らが本来の目的である盲導犬になれるのは半分くらいで、残りは半分は不適格犬とされ、てペットとして引き取られるのだそうです。

「盲導犬不合格物語」はそういった出来損ないの犬に光を当てた話で、「盲導犬になれなかったからといって駄目犬では決してないのです」といったメッセージが感動的なエピソードを伴って繰り返し出て来ます。子供たちはそれを読んで不適格犬に自分をダブらせ、「鉄棒で逆上がりが出来なくても駄目人間じゃないんだ」とか、「テストの点が悪くてもスポーツで頑張れば立派な大人になれるんだ」とか、「人にはそれぞれ個性があって、それは優劣とはちがうんだ」と、何度もはげまされるのです。

 では大人が読んだらどうかというと、「人間はテストが出来なくても、要領次第で金を稼げるんだ。男は顔じゃなく、口が上手けりゃ女を騙せるんだ。たとえ体が不自由でも人としての尊厳を失うことは無いんだ」と、僕なんかとっても勇気をもらえる、人生の応援歌のように素敵な本です。
 この本が課題図書に選ばれたことによって、お師匠さまは「有名」から「一流」の冠を戴いた作家へのステップを踏み出したと言えるでしょう。

 とまあ、これほどまで門下生の欲目で褒めちぎっているには訳がありまして、日記の最後のところでお師匠さまの慶事に水を差すような結論を書くための予防線なのです。だからといって、もちろんお師匠さまにケチを付けようなんて毛頭考えておりません。ただこうやっておかないと、次回の教室でどんな仕打ちを受けるか、今から気が気じゃないのです。

「盲導犬不合格物語」は間違いなく優れた本ではありますが、これほどまでに人気を博す背景には、空前とも思えるペットブームがあるように思えてなりません。
 つい先ごろのこと、近所に大型ペットショップと、ペット同伴可能のレストランが付いた住宅分譲地がオープンしたのですが、初日には門前の道が渋滞するほどの盛況振りでした。僕も入ってはみたかったのですが、大型犬が鎖につながれもせずうろついているので、犬が苦手な僕の腰はガクガクと引けてしまいました。

 苦手といっても自分のペットとしてなら犬だって飼いたいと思いますし猫も飼いたいです。ですがここはペット禁止の団地です。普通の方ならペットを飼う筈がありません。なのにどういうことか小型犬を連れた方や運動不足の猫を抱いた方がたを良く見かけるのです。
「トイプードルやウサギくらいなら飼ったっていいじゃないか、うるさいこと言うな」
 確かにそう言いたくなる気持ちは分りますし、キャンキャンと吠える犬はあまりいません。そんなことより自動車盗難防止装置の誤動作の方がはるかにやかましいと思います。

 ペット飼うことが他の住人に及ぼす、アレルギーとか臭いとかの迷惑以上に僕が問題に思うのは、「ペットを飼ってはいけないというルールを平気で破る人は、他のルールも平気で破る人だ」ということです。自分の犬がエレベーターにマーキングするのを許す飼い主は、収集されることの無い粗大ゴミを団地のゴミ捨て場に捨てる方とダブルんじゃないでしょうか。そういった方がペットショップでは「愛犬家」と呼ばれることに憤りすら感じます。

 映画「101匹ワンちゃん」に登場する犬を僕はずっとポインターだと思っていたら、あれはダルメシアンという犬種なのだそうです。とても運動能力が高てくかしこいので、使役犬として改良が重ねられて来たそうですが、その弊害としておとなになると耳の聞こえなくなる場合が多いのだそうです。じゃあそういった犬たちはどうなるのかというと、ダルメシアン協会は劣等種を断絶するために薬殺を推奨しているのだそうです。
 人間の都合で図らずも生まれさせられ、心ならずも殺されるなんてやってられんな、と思うわけですが、僕も牛や豚を食べますので偉そうなことは言える立場でもありません。ただ、耳の聞こえなくなった犬を殺さないで、彼らのための聴導犬を訓練したらどうかと思います。

 盲導犬と聞いただけで、その一生を人間のしもべ、道具として仕えることを誇りに思ったままで死んでいく彼らが気の毒で、思わず熱いものが込み上げてくる僕ですが、不適格の烙印を押された犬たちは、愛犬家という美名で呼ばれる人間の、身勝手で理不尽な所業に対する彼ら精一杯のレジスタンスじゃないかと思うのです。

※さきごろ韓国の学者が人クローン胚を使って組織の培養に成功したらしいですから、クローン人間がどこかの独裁国家で誕生するのもそう遠い未来のことでもなさそうです。
 そうなると、ああいった顔やこういった顔がゴロゴロし始めるわけですから、きっと不適格人間もその半数は出てくるんじゃないでしょうか。そしてそういった種は絶やされる運命でしょうし、人の進化も停止するでしょう。

 

2005年10月5日(WED) 時には娼婦みたいなレッスン
「お師匠さま、ちゃんと練習してきましたか? はあ? 楽譜を持って来るの忘れた、だあ! あのねぇ……、ま仕方ないから今日はバイオリンのデュエットだけにしときましょうか」
「YAMAHAの研修会で缶詰にされていて、とても忙しくて自分の練習は何一つできなかったんですぅ」
 お師匠ちゃまに、一週間も独房に軟禁されていたような言い訳をされては返す言葉もありませんが、楽譜を忘れた釈明はとうとう聞けずじまいでした。こんな風に世話の焼けるバイオリンのお師匠ちゃまなので、とても気苦労が絶えない弟子の僕なのです。

「教えるノウハウっていうんですか、そんなのを勉強してたんです。例えばやる気の無い子のモチベーションをどうやって高めたらいいのかとか、エッチなおじさんが生徒の場合のあしらい方とか、そんなのをマニュアルに従って学ぶんです」
 小泉チルドレンだかなんだか、新人衆議院議員さんたちの拙劣振りや研修会がテレビで話題になっているようで、ああいったのを見ていると僕も若かりし頃を思い出してうらやましくてなりませんが、目の前のお師匠ちゃまもその類の新米さんなのです。
「ふ〜ん、エッチなおじさんのあしらい方ねえ、まるでスナックかなんかのホステスさんの研修会みたいですね」って、そりゃ何かい? このオレに牽制球を投げてるつもりかい!

 前回のレッスンのとき、楽譜に書き込むための鉛筆を忘れたと言うので、ゴルフ用の鉛筆をあげたのだけど、今日もまたその鉛筆を使って書き込みをして下さる彼女のやる気をどうやって引き出して良いものやら。
 今のところは宴会用の曲ばかりをレッスンしてもらっているのですが、ちょいと難しい楽譜を取り出すと、
「あ〜ん、タルティーニきらい! あん、バッハの曲は解説が難しいの」
 などとおっしゃって下さるのですが、バッハの無伴奏曲を解説してもらおうなんて思っちゃいませんって、そんなことやってたら一曲に一年がかりです。
「そういうのは、大バッハ命のタトゥー入れてるSeikoちゃんにいつか解説をお願いするから、お師匠ちゃまは技術だけ教えてくだされば」と言いたいですが、その前に、網タイツ履いてくるのを止めろ、と言いたいです。

※今はどうか知りませんがほんの10年くらい前のアメリカでは、網タイツをはいて夜の街に立つのは娼婦と相場が決まっていたらしいです。

 

2005年10月4日(TUE) 「座頭市」のたけし監督、ザンゲなさい
 映画「座頭市」のことを書いたらお叱りのメールを頂きました。普段から放送コードに引っ掛かる単語を使うのを控えているフラストレーションの解消といいますか、カタルシスとしての差別用語を、ここぞとばかりに使いたくてウズウズしている僕では決してありません。
 僕としては「めくら」程度のことに目くじらを立てないでほしいと思うのです。というのもこれらの単語が一般用語になってしまっているものだって立派に存在するからです。例えば不要な穴を埋める時には「めくら栓」を打ち込みますし、「押し問答」だって「唖の問答」との関係を容易に想像できます。また「小泉総理の政策は『片手落ち』だ」などと使うじゃありませんか。
 関西で日常的に使われている「阿保」にしても、関東の方が聞いたら激昂するというし、「馬子にも衣装」とか「虚無僧」や、場合によっては「床屋」もいけないといわれたら、もうどうして良いのやらさっぱり分らなくなってしまうのです。

 さて問題の「座頭市」を観ずに想像で日記を書いてしまったので心憂く覚え、早速ビデオを借りて観たのですが、「我が意を得たり」でした。懸念したとおり、血しぶきがあたり構わず飛びまくり、死体が転がりまくる陰惨なアクション映画でした。
 感想を申しますなら、「ストーリーの展開が間延びしている。不要な登場人物や効果のはっきりしない伏線が話を分りにくくしている。ユーモアのセンスが観る者の尊厳を貶めるほど低俗。必然性の無いエピソードが挿入されているのでテーマがぼやけてしまっている」といった印象でした。
 ただ最後のタップダンスは素晴らしく、殺伐とした仇討ち劇にあって唯一の救いで僕は気に入ったのですが、あれを座頭市で使われたら、座頭の悲哀、ヤクザ者のたそがれ、人殺しの慟哭、超人の諦観、愛の渇望みたいなものが消し飛んでしまって、座頭市がただの能天気な極楽トンボになってしまうではありませんか。
 座頭市は背中で泣かせるのが常套手段です、目を開けてこっち向いて終わらないでほしいのです。

 座頭市の物語は、蔑まれ、疎まれ、虐げられる、あらゆる差別から始めてもらいたいものです。それだからこそ超人的な居合い切りの技に観る者は圧倒されるのだし、寅さんでいえばマドンナ役の女優さんが輝くのでしょう。
 人はたとえ目が見えずとも、修練次第で音と匂いと勘を頼りにして無敵の剣豪になれるのだ。のみならず美人の愛さえも獲得できるのだ、というのを座頭市の基本テーマに据えてほしいわけでして、メインテーマに復讐をもって来た、たけし監督主演する座頭市は度が過ぎます。
 映画なら何をやっても許されるというものでもないでしょう。勝新の座頭市は、ただの一度たりとも嬉々として人を斬ったことは無かったのですから。

※ブラインド・ガットを「行き止まりの腸」ではなく「盲腸」と誤訳したのは素晴らしいセンスじゃないかと思うのですが、それを「目の不自由な腸」と呼ばされることになったら、今まで何も考えてなかったのに、かえって差別意識が芽生えてしまいそうです。
 文化や伝統といったものにも無くなってかまわない、いや無くなってしまった方がいいものだって少なからずありますが、こと差別に関して、無くなるべきは差別用語ではなく、差別意識なのです。

 

2005年10月3日(MON) そば打つ心、もてなす心
 NHK教育テレビの番組に「趣味悠々」というのがあって、いくつかのジャンルに別れているのですが、中でも、「こだわりのそば打ち入門」をビデオにまで録画し、あまつさえテキストまで購入するといった意気込みで見ております。僕の知る限りでは教育テレビでそば打ちが取り上げられたのは2度目じゃないかと思います。

 前回も数週間に渡って放送され、テキストも発売されていたと覚えているのですが、途中から見始めたものですから残念でなりませんでした。ところがその番組を初めから見ていた会社の先輩がいて、ついにそば打ち道場の門をたたいたのでした。そして僕が会社を辞する時には彼がそばを打って送ってくれたのです。

 あのそばの味は生涯忘れられそうもない味でした。そばの基本である小麦粉2割、そば粉8割のいわゆる二八そばだったのですが、下手なそば屋をはるかに凌駕する美味しいものでした。
 それから2年後の昨年、菩提寺でOFF会に出席した時、某寺の御住職が十割そばを打って下さいました。驚いたことに、つゆに浸さなくてもそのままで大層美味しいそばで、とても感動したのです。

 実は僕も見よう見まねでそばを打ったことはありますが、出来上がったのは到底そばとは呼べない代物でした。うどんも打ったことがない僕ですので比べることもできないのですが、そば打ちの難しさははうどん打ちの比ではないのではと思います。

 そば打ちが単なる料理ではなく「趣味」として認知されるのは、その難しさゆえだけでなく、そばを打つ心というか精神というか理念というか、客をもてなす「茶の湯」のようなな「道」を歩む覚悟を要求されるからではないでしょうか。

 

2005年10月2日(SUN) 嫁ぐ前夜のこと
「娘が結婚することになりました。つきましてはささやかなパーティーを催したいと思いますので、是非お越しください」
 近くに住んでいる姉から連絡がありました。
「おめでたいねぇ、でもお父さんは淋しくなるよね」
「そうなんよ、このところずっと阪神の岡田監督みたいな顔になってるねん」
「お、岡田監督ぅ?……、それって良くないの?」
「ん〜、相当良くないね」
 岡田監督といえば、セリーグのペナントを手中にしたというのに、解任された楽天の田尾監督の方がはつらつとしているように見えるほど淋しげな表情をなさっている方ではありませんか。

 一人娘を嫁がせる寂しさを理解できるはずもない僕ですが、義兄がかなりなダメージを受けていることは容易に理解できます。いくら一人立ちをして別居しているとはいえ、苗字が変わるというか、他所の男にその、あの、なんというか、いうなれば、ああいったなにがどうこうといったことを公に許さねばならぬのは、仮に娘がAV女優であったとしても、そこは男、いや父親としては複雑な心境になるわけでして、もうむちゃくちゃな葛藤を抱えてしまっているのでしょう。ですから岡田監督のように、今にも泣き出しそうな面持ちをしているのも納得できます。

 少しでもお父さんの慰めになればと思ってバイオリンを担いでパーティーに出かけた僕ですが、酒を飲んでしまうと演奏はメロメロになるわけでして、だからといってしらふでは恥ずかしいことおびただしいわけでして、この中間をねらって一口二口と飲んでいるうちに、足元は言うに及ばず、音程まではなはだ怪しくなるだけでなく、身内ばかりにもかかわらず、緊張して弓を操る右手まで震えるといった情けないありさまでした。

 つい先ごろグアムで結婚式を挙げた甥とそのお嫁さんや、これから「つがい」になろうともくろむ甥も彼女を同伴していますので、とっても肩身の狭い思いをしながらおじさんはバイオリンを弾くのでしたが、20台から60台といった垣根を越えて皆様を楽しませようと思うと実に難しいです。

 パーティーは20年以上も前に撮影された姪たちのビデオ鑑賞で幕を閉じ、酔っ払ったお父さんはテレビの前で眠り込んでしまいました。
「○○子、○○子……」
 お父さんがどんな夢を見ていたのか分りませんが、姪とお母さんは後片付けに追われていて、うわ言を聞いたのは僕だけでした。

 

2005年10月1日(SAT) パトラッシュのその後が知りたい
 明確なテーマ、無駄の無い登場人物、主人公の強烈な葛藤、解決に至るまでの困難なプロセス、そして約束された結末。
「フーテンの寅さん」や「水戸黄門」を見ていると、「あ〜、日本人に生まれて良かった!」と、つくづく思う僕ですが、「フランダースの犬」なんかを見ると悲しくてたまりません。
 絵描きを目指していた少年ネロが、あこがれ続けてやっと見ることができたルーベンスの絵を前にして、「神様、もう十分でございます」と言って死んでいくのです。

「マッチ売りの少女」なんかもそうですが、西洋人というのはなんと冷徹なお話を書くんだろうと思います。ハッピーエンドばっかり書いて子供に読ませてりゃいいじゃないかと思います。
 ところが、ネロが死んでいく結末をアニメにしているのは世界ひろしといえども日本だけなのだそうです。じゃあ他の国では原作に逆らってどんな結末を用意しているのかといったら、おおむねハッピーエンドのようです。
 
 子供の頃に良く観ていた映画、と言うかテレビで観ていた一つに「座頭市」がありますが、寅さんみたいに再放送されないのは、「めくら、おし、かたわ」といった差別用語が初めから終わりまで飛び交っているからかも知れません。それなら「ピー」でも入れたらどうかと思うのですが、あれをやったらさっぱり意味の分らない物語になる恐れがありそうです。

 たけし監督、主演の「座頭市」(この座頭がパソコンでは変換しにくい)を観た人によると、「ちっとも面白くなかった」のだそうです。
「そんなこと当たり前でしょう、観に行くこと自体が間違ってますよ」といいたかったのですが、やめました。もちろん僕も観ていないので偉そうにはいえないのですが、そもそもの「座頭市」はアクション映画ではないのです。寅さんのように決して実らぬ恋をベースに、最後に約束の印籠ならぬ居合い切りで解決する、人情濡れ話なのですから。
 ということは、ラブストーリーを書けなくて、物語は書けないということか。あ〜、一度でいいから焼け死にそうな恋をしてみたいものです。

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2005年10月日()