| 宮脇 明子：金と銀のカノン ホラー漫画です。貧しい境遇に生まれた美少女、樋口 真澄は、義父や義兄に虐待を受けるがピアノを弾くことだけを支えにして音大を目指す。 偶然知り合った同じ音大の財閥の友達に取り入りながら次々と人を殺めていくうちに、友達の母親まで殺してしまう。 やがて自分の母親も真澄に殺されたと知った友達（美少女）は、ピアノコンクールで舞台に上がる真澄が演奏を今まさに終えようとするとき、彼女の指の上に照明器具を落とすために仕掛けたロープを握り締めた。 友達 あの人にとってピアノが生きること、ピアノが弾けなくなるのは生きるのをやめるのと同じこと。 弾き終わった瞬間、私はこのロープを引く。 あと1小節しかないのね。ああ。もう少しゆっくりと弾いて。もう少し私にその音色を聴かせて。 そんなにすばらしい演奏が出来るのに、人を踏み台にして、いったいあなたは何を望んだの？ あなたは知っていた？ ピアノを弾いているときのあなたがどんなに幸せそうか。これが至福のときという顔で。 最後に真澄が弾く曲 リスト：死の舞踏 |
| ショパン：ワルツ ロ短調 作品 69-2 映画 ラ・マン のラストシーン：月明かりのインド洋を渡る船の中、誰かがショパンのワルツをひくのを聴いて、今まで彼女には見えなかった愛が初めて見えた。ショロンの男を思って泣いた。そのワルツがこれです。別れの場面に涙はありませんがその後少し遅れて少女が泣くのです。このラストシーンは、管理人的には別れのシーンのトップテンにはいると思っております。良い子は見れない映画じゃなかったよなあ確か？１４禁くらいだったか |
| バッハ：組曲 ホ短調 BWV996 元はリュートの曲。バッハに心酔していたピアニストのブゾーニが調性を変えずにピアノ用に編曲した楽譜と、イ短調にに編曲された二つの版を手にとって悩んだ挙句、原曲のホ短調を選んだ。家に帰って譜読みをはじめたが3声、4声で書かれているこの曲の困難さは承知しているつもりだったのに想像を上回る難しさがあった。 ピアノの中心座ると右手が体の左半分のところばかりで弾かなければならず、肉体的にも辛いものがある。低音部ばかりで弾くから音がきれいに響かない。おそらくハープシコードやリュートで弾く分には丁度いいのかもしれないが、低音の良く響くピアノではこの曲の持つ品のよさや透明感が出ないように思う。失敗したあ。絶対イ短調の方が良かった。 組曲ホ短調からブーレ |
| ピアノの漫画 さそう あきら：神童 双葉社 全4巻 小学生5年の女の子 ウタちゃんは浪人音大受験生のワオ君と出会い、ワオ君を弟子、友達にする。やがてウタちゃんは世界に演奏旅行に出るが、メニエール病にかかるという、子供にはあまりにも過酷な運命が待ち受ける。 私のピアノを調律してくれる山中調律師に紹介してあげたら、調律の道具まできっちり描かれてあるので、びっくりしていた。そのお礼に 一色 まこと：ピアノの森 を紹介してもらった。 一色まこと：ピアノの森 講談社 アッパーズに連載中だが、作者病気療養中のため1年ほど休載されたままだ。 少年漫画の基本である、友情、指導者、勝利、をテーマに置いてはいるが、音楽とは、癒しとは、人の生き様とは、の答えをもとめる、大人向けの漫画である。9巻まで出版されている。再開が待ちどおしい。 |